VRオフィスとは?リモートワークとの違いとこれからの可能性について

平井 瑛(Ei Hirai)

目次

  1. VRオフィスとは?
  2. VRオフィスの目的4つ
  3. VRオフィスのメリット
  4. VRオフィスのデメリット
  5. VRオフィスのこれからの可能性について
  6. 多様な働き方の1つとしてVRオフィスを考えてみよう

VRオフィスとは?

VRとはバーチャルリアリティ(仮想現実)のことです。「VRオフィス」とは、VR空間という仮想現実空間上に作られたオフィスを指しています。


通常、普通のオフィスは社員が出勤してオフィス内で仕事します。VRオフィスでは社員が自宅もしくは特定の場所からVRオフィスに出勤し、仕事をします。普通のオフィスとは、出勤がないこと、仮想空間で顔を合わせるだけで実際に顔を合わせないこと、といった点が違いです。

導入の現状

VRオフィスは日本ではまだまだ導入が進んではいませんが、働き方改革や感染症の流行によりリモートワークに注目が集まり、VRオフィスもその中の選択肢として導入を検討する企業がでてきています。


通常、オフィスを借りると賃料が発生しますが、VRオフィスではそのようなコストが発生しません。オフィスの賃料の高さに悩まされている地域でも、VRオフィスに注目が集まっていると言えるでしょう。

リモートワークとの違い

VRオフィスはリモートワークの中の1つです。そもそもリモートワークとは「remote(遠隔)で働く」という意味を持ち、VRオフィスは社員が遠隔で働くオフィス空間を意味しています。


リモートワークはテレワークとも言い、リモートワークには自宅にいるまま働く在宅勤務やスマホやタブレットを用いて仕事をするモバイルワーク、サテライトオフィスを活用する働き方などの種類があります。

VRオフィスの目的4つ

リモートワークが推進される中で注目されるようになったVRオフィスには、わざわざ仮想現実空間にオフィスを設けるだけの目的があります。


VRオフィスがなくてもリモートワークは可能です。しかし、仮想現実空間にVRオフィスを用意することでより便利になる面があります。

1:VRオフィス内で使われた資料はすべてデータ保存可能

VRオフィスの空間で交わされた社員同士の会話やメモ、会議の議事録といったあらゆる資料はすべてデータとして保存が可能になるため、後から検索して探すことが容易になります。


通常のオフィスでは会議の議事録を残したり、社員同士のやりとりも残したりしていないと後から把握することが困難です。しかし、VRオフィスでは普通にやりとりしているだけでデータとして残るので、わざわざ記録を作成する必要ばありません。

2:国境のシームレス化

近年では経済のグローバル化が進んでいますが、VRオフィスを活用すると国境があっても関係なくオフィスに集まれるため、国境が関係なくなりシームレス化が達成できます。


社員同士が国境に隔てられていたとしても、VRオフィスでは関係ありません。また、国の違いと共に時差がある場合にも、VRオフィス空間で相手に伝言を残せば、相手が出勤してきた時に把握できるためとくに問題ありません。

3:場所に囚われず共有できる空間である

VRオフィスの活用により、国境のシームレス化だけでなくオフィスをどこに設けるかといった場所に囚われる必要がなくなったり、オフィスの賃料が発生しない共有空間を持てたりします。


自社ビルを建てたり、交通の便の良い場所にオフィスを構えようとするとそれなりの費用がかかってしまいます。しかしVRオフィスなら、オフィスがある場所は仮想現実空間なので現実の賃料は必要なく、場所にこだわる必要がなくなります。

4:リアルコミュニケーション効果がある

VRオフィスでは同じ仮想現実空間に社員同士が集まれるため、リモートワークをしながらリアルコミュニケーション効果が得られるようになります。


リモートワークには、1人での仕事で孤独になりがちだという面があります。他の人とのコミュニケーションも取りづらくなってしまうでしょう。しかし、VRオフィスではリモートワークとリアルコミュニケーション効果を両立できるようになる、という目的があります。

VRオフィスのメリット

VRオフィスには実際のオフィスのような賃料がかからない、国境や場所にこだわらなくてよい、出勤の必要がなくリモートワークできるため生産性の向上が見込める、普通にオフィスで働くのとあまり変わらない働き方ができるメリットがあります。


またこの他にも、VRオフィスでAIによる自動翻訳機能を追加しておけば、言語が通じない者同士でも意思疎通ができるようになるというメリットもあります。

VRオフィスのデメリット

VRオフィスを利用するためにはVRオフィスに関するIT技術がほぼ必須であること、また社員全員がインターネット環境を持っている必要があること、などのデメリットがあります。


またVRオフィスでは仮想空間上で顔を合わせて会話できますが、実際に顔を合わせる訳ではないため、やはり現実との違いに戸惑うといったデメリットもあります。

VRオフィスのこれからの可能性について

VRオフィスはリモートワークの推進や働き方改革の影響で、今後さらに導入企業が増えていくのではないか、と言われています。


とくに、2020年に発生した世界的な感染症の影響はリモートワーク、ひいてはVRオフィスの普及に一役買っているでしょう。社員の出勤を減らすためにリモートワークを取り入れた企業は多いですがデメリットがあり、そのデメリットを改善できる可能性があるのがVRオフィスです。

多様な働き方の1つとしてVRオフィスを考えてみよう

現代では従来の働き方ではなく、新しい価値観にあった働き方改革が求められています。多様な働き方を求める人が増えたことや世界的な情勢の変化に対して、VRオフィスは働き方の選択肢の1つになるでしょう。


VRオフィスは従来のオフィスに比べて自由度が高い働き方であり、リモートワークの欠点のいくつかを克服する働き方でもあるため、導入の検討をおすすめします。

監修

執筆者
平井 瑛(Ei Hirai)
経歴
東京大学経済学部卒業後、三菱地所入社。三菱地所の海外事業、オフィスビル賃貸営業を経て、2018年12月にestieを共同創業。 estieでは代表取締役として不動産業界に関わる深い知識から様々なサービス開発に関わる。趣味は靴磨きで、社員の靴までも磨く。 【執筆】『ビジネスイノベーションスペースの新たな潮流とその経済価値』(一般財団法人日本不動産研究所 不動産研究第61巻第1号 特集;シェアリングエコノミーと不動産市場)
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