【2021年版】徹底比較!東京23区のオフィス・賃貸事務所の賃料相場ランキングTOP10
- まとめ記事
- 2021/03/17
目次
毎月必ず掛かるオフィスの「賃料」。企業の固定支出として大きな割合を占めます。
賃料は一般的に月次粗利額の10%前後が適正だと言われています。
例えば月次粗利500万円の企業は40~60万円程度が適正賃料となります。
企業によっては採用強化や企業ブランディングの一環として一般的な適正値よりも高い水準でオフィス賃料に予算を割いている場合もあります。
コロナ影響やリモートワークの加速により、オフィス移転を考えている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
そこで今回は2021年3月時点での東京23区のオフィス賃料をTOP10ランキングをestie独自のアルゴリズムを使い作成いたしました。
ランキングを参考に自社の賃料を比較していただくと、お得に借りられているのか、割高なのかわかるかもしれませんね!

23区で一番賃料(坪単価)が高いのは?上位10件のランキング!
さっそく賃料ランキングTOP10をご紹介!
順位 | エリア | 平均 | 20~30坪 | 31~50坪 | 51~100坪 | 101~200坪 | 200坪~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷区 | 25,300円 | 19,000円 | 19,000円 | 22,000円 | 25,000円 | 32,000円 |
2位 | 港区 | 23,000円 | 17,000円 | 18,000円 | 20,000円 | 22,000円 | 30,000円 |
3位 | 千代田区 | 21,800円 | 16,000円 | 16,000円 | 18,000円 | 23,000円 | 32,000円 |
4位 | 中央区 | 20,500円 | 17,000円 | 17,000円 | 20,000円 | 23,000円 | 29,000円 |
5位 | 新宿区 | 19,600円 | 15,000円 | 18,000円 | 19,000円 | 21,000円 | 27,000円 |
6位 | 文京区 | 16,800円 | - | 13,000円 | 13,000円 | 16,000円 | - |
7位 | 大田区 | 15,800円 | - | - | 13,000円 | - | - |
8位 | 杉並区 | 15,800円 | - | - | - | - | - |
9位 | 江東区 | 15,700円 | 12,000円 | 12,000円 | 13,000円 | 13,000円 | - |
10位 | 江戸川区 | 412,500円 | - | - | - | - | - |
※平均賃料ランキング

1位は渋谷区!丸の内を中心に大手企業が終結する千代田区や六本木などを擁する港区を抜き堂々の1位を獲得。
仲介大手の三鬼商事の「オフィスリポート東京2020」によると2018年には渋谷区は空室率が0%台に突入するなどベンチャー企業から大手企業まで多くの企業が集中している地域です。
「ヒカリエ」などの大型ビルや「渋谷スクランブルスクエア」、「渋谷フクラス」や「渋谷ストリーム」など数年内でも大型ビル開発が進んでいます。
Google Japanやサイバーエージェント、GMOインターネットグループなど大手IT企業が渋谷に拠点を構えています。
「渋谷ストリーム」については下記の記事でご紹介しています!

渋谷ストリームを大解剖!Googleの新オフィスをのぞいてみよう
これまで「渋谷スクランブルスクエア」「渋谷フクラス」をご紹介してきましたが、今回はいよいよGoogleの新本社も入居する「渋谷ストリーム」について調べていきます!
渋谷区のオフィスについて
渋谷区のオフィス事情はこちら!渋谷・恵比寿エリアの最新情報をご紹介!

渋谷のオフィス事情|賃料や今後の動きまで徹底解説!
渋谷のオフィス事情について、どのようなオフィスが多いか、どのような業種の企業が集まるのか、などといった視点から、今後の動向までを解説したいと思います。

恵比寿のオフィス【最新】事務所テナントの特徴を紹介
昼夜問わず日本屈指の賑わいを見せる渋谷の隣駅に位置する恵比寿。ランドマークである恵比寿ガーデンプレイスに代表されるように高級感のあるオフィス街のイメージが強い街でもあります。今回のコラムではそんな恵比寿のオフィス事情についてまとめていきたいと思います。
坪単価で実際の賃料を推定してみると…
エリア | 20~30坪 | 31~50坪 | 51~100坪 | 101~200坪 | 200坪~ |
---|---|---|---|---|---|
渋谷区 | ¥380,000~ | ¥589,000~ | ¥1,122,000~ | ¥2,525,000~ | ¥6,400,000~ |
港区 | ¥340,000~ | ¥558,000~ | ¥1,020,000~ | ¥2,222,000~ | ¥6,000,000~ |
千代田区 | ¥320,000~ | ¥496,000~ | ¥918,000~ | ¥2,323,000~ | ¥6,400,000~ |
中央区 | ¥340,000~ | ¥527,000~ | ¥1,020,000~ | ¥2,323,000~ | ¥5,800,000~ |
新宿区 | ¥300,000~ | ¥558,000~ | ¥969,000~ | ¥2,121,000~ | ¥5,400,000~ |
200坪以上の坪単価で比較すると千代田区が同率1位へ

皇居を中心に丸の内や大手町など金融機関や総合商社など大企業の本社や本店、また政府機関が集まる千代田区は200坪以上の面積の場合、渋谷区と同率1位へ。
200坪って一体どれくらいの広さ?
200坪は平米で換算すると約660平米以上の大型フロアになります。ワンフロアで考えると大型賃貸オフィスビルになり、賃料も千代田区の場合、640万円前後になり高額になります。
坪と平米に関して以下の記事で紹介しています。是非チェックしてみてください。

「坪」「平米」とは|「畳」も合わせた計算方法4つなど紹介
この記事では、日本で昔から使われてきた「坪」「畳」という単位と現在の基準になっている「平米」との関係を説明しています。「平米から坪を求める計算」や「畳から坪を求める計算」などが苦手な方はぜひ読んでみてください。わかりやすく解説しています。
200坪の賃料から逆算すると適正事業規模は月次粗利 6,400万円(年次粗利 7.5億円超)となります。
千代田区を含む賃料ランキング上位エリアのオフィス事情をまとめて紹介!
賃料ランキング以外にも各エリアのオフィス事情や大規模土地開発などをまとめました。
各エリアの動向などを見ておくと、新しいオフィス移転先の参考になるかもしれません!
是非チェックしてみてください!
千代田区のオフィス事情はこちら

大手町のオフィス(2020)事務所利用の魅力と今後の開発
丸の内と並んで商社、政府系金融機関、メガバンク、マスコミなどの企業が本社や本店を構える日本を代表するオフィス街である大手町。今回はまだまだ発展途上とも言える街である大手町の魅力について迫って行きたいと思います。

秋葉原・御茶ノ水のオフィス事情【賃料】事務所の今後の動向
東京駅の北側に位置する秋葉原、お茶の水エリア。おそらくこの2エリアの名前を聞いた時のイメージは「秋葉原=オタク文化」、「御茶ノ水=楽器屋の聖地」といったところでしょう。元来こういったサブカルチャーの色が強かったこの2エリアは現在交通利便性の高さや周辺の立地環境の良さから、次世代のオフィス適地として注目を集めています。

丸の内のオフィス【今後の展望】事務所利用の特徴とメリット
日本を代表する企業が数多く名を連ねる名実ともに日本一のオフィス街である丸の内。今回はそんな丸の内エリアに迫っていきたいと思います。

飯田橋・九段下のオフィス【ハイスペ】事務所の賃料や魅力を紹介
これまで大手町から始まり、丸の内や虎ノ門、霞が関といった皇居を取り囲んでいる千代田区エリアのオフィスマーケットや、それぞれの今後の動向などについて解説をしてきましたが、その解説も皇居周りをぐるっと半周し、今回は飯田橋・九段下エリアのオフィス事情・今後の動向についての解説です。
港区のオフィス事情はこちら

青山のオフィス【人気の秘密】事務所利用での快適さ・利便性
多種多様な「おしゃれ」が集まる街・青山。隣接する渋谷や原宿の賑やかさとは対照的に、オトナな雰囲気が感じられる非常にラグジュアリーな街として知られています。また青山通りを赤坂方面に進んでいくと、たくさんのオフィスを見つけることができます。今回のコラムでは、そんな二面性を持った街である青山のオフィス事情に迫っていきたいと思います。

汐留・新橋のオフィス【今後の再開発】エリア別事務所利用の魅力
SL広場でお馴染み、昔からサラリーマンの街として知られている東京屈指のオフィス街である新橋、再開発でグルメやレジャーと多方面で地名度をあげたオフィス街である汐留。両者は隣接するオフィス街であり、似ているようなところもありながら、それぞれ独自の特徴と面白みを兼ね備えています。今回はそんな新橋と汐留のオフィス事情についてまとめていきたいと思います。

豊洲・台場のオフィス事情|気になる今後の賃料は?
再開発によって誕生したタワーマンションが立ち並ぶ臨海都市である豊洲。いくつもの複合商業施設が軒を連ね、フジテレビや自由の女神像に代表される特徴的な建造物が多く立ち並ぶ、東京都内屈指の観光地である台場。行楽地や居住地というイメージが先行しがちなエリアですが、実は両者ともビジネス街としての顔も持っています。今回はそんな豊洲と台場が一体どんなビジネス街であるのかについて迫っていきたいと思います。

赤坂のオフィス【再開発の予定】事務所利用での魅力・利便性
港区は赤坂、数多くの高級マンションが立ち並び、その麓には高級料亭やミシュランの星を獲得しているレストランが多数など、そのイメージに恥じない日本東京でも随一の繁華街です。今回はそんな赤坂のオフィス事情と、今後のエリアの動向について解説していきます。

浜松町・田町のオフィス【注目事務所エリア】今後の再開発を紹介
東京湾を臨む二大オフィス街である浜松町・田町エリア。どちらのエリアからも空港に電車一本でアクセスが可能であり、新幹線が発着する東京駅と品川駅にも数駅圏内でアクセスが可能であるという、文字通り最強の交通アクセスの利便性を兼ね備えるビジネスエリアです。
中央区のオフィス事情はこちら

晴海・勝どきのオフィス事情【最新】歴史とこれからの動向
晴海・勝どきは近年オリンピックの選手村や数々の高層マンションの開発から非常に注目を浴びています。そんな晴海・勝どきのビジネス街の側面に焦点を当てて、解説していきたいと思います。

八丁堀・茅場町のオフィス【賃料が安い穴場】事務所利用のメリット
今回は八丁堀・茅場町のオフィス事情を紹介していきます。日本橋、銀座、三越前などと比較して賃料相場は安く、アクセスも優れているのでコストパーフォーマンスの高い穴場エリアになっています。

銀座のオフィス【ルール変更】今後の動向を徹底解説
今回は商業だけでなくオフィスの開発も進行中の銀座のオフィス事情について紹介していきます。国内だけでなく国外からの来訪者が増加しているなかで、国際観光という点にも注力しています。世界屈指の商業エリアと呼ばれる銀座の歴史と近年の動向に迫ります。
新宿区のオフィス事情はこちら

新宿オフィス事情【AI予測】今後の賃料は下がる!?
インフラとビジネスの両面から日本経済で大きな役割を果たす新宿のオフィス事情について、そのオフィス街としての歴史を辿りながら、どのようなマーケットを構成しているか、どのような業種の企業が集まるのか、などといった視点から今後の動向までを解説したいと思います。
品川区のオフィス事情はこちら

品川のオフィス【今後の動向】リニア開業がもたらす影響とは?
皆さんは、休日に品川駅に出向いたことはありますか?山手線、京浜東北線をはじめとした5本のJR路線乗り入れに加え、東海道新幹線、さらには京急線により空港へのアクセスも良好と、西日本のみならず日本各地や世界各国へと通ずる窓口を果たしている品川駅は、日本国内を見渡しても超巨大ターミナル駅と言えるでしょう。

五反田のオフィス事情【特徴と課題】今後の動向も紹介
五反田バレーと呼ばれ、ITベンチャーのオフィス街の代名詞となりつつある五反田。今回は五反田エリアの特徴を紹介していきます。