オフィスだけじゃない!「新宿アイランドタワー」

  • 2020/08/12

監修

執筆者
束原 悠吾(Yugo Tsukahara)
経歴
上智大学法学部卒業後、三菱地所に入社し経理部で連結決算やM&Aを担当。その後Rockefeller Groupに出向し、米国でオフィスや物流施設をはじめとした不動産投資に従事。 estieではコーポレート業務とビジネスサイドのセールスやマーケティングを兼務。 趣味は家探しで、物件情報を見るのが好き。

おそらく一度は目にしたことがある「LOVE」のモニュメント。映画やドラマでもよく出てくるほか、待ち合わせスポットとしても定番ですね。「V」と「E」の間を恋人と手を繋ぎながら通り抜けると恋が実る、というジンクスもあるそうです。そんなロマンチックなスポットですが、実は日本有数のオフィス街西新宿を代表するオフィスビルの一つ、「新宿アイランドタワー」の敷地内にあるのをご存知でしたか。今回はオフィスに限らず、様々な都市機能を併せ持つ、「新宿アイランドタワー」をご紹介します。 

基本情報 

名称       :新宿アイランドタワー 

住所       :東京都新宿区西新宿6-5-1 

竣工       :1995年1月31日 

高さ       :189.55m 

階数       :地下4階、地上44階建 塔屋2階 

延床面積 :216,717.47㎡(65,557.03坪) 

設計  :住宅・都市整備公団、日本設計 

施工 :大成建設、三井建設、鹿島建設、竹中工務店、錢高組、三平建設、清水建設、前田建設工業、淺沼組 建設共同体 

事業者     :住宅・都市整備公団 

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立地としては西新宿の超高層ビル群の北側、青梅街道の南側に位置しています。

東京メトロ丸の内線「西新宿駅」直結の他、地下道を通って都営大江戸線「都庁前駅」からも雨に濡れずにアクセス可能です。

西新宿アドレスなので、もちろんターミナル駅である「新宿駅」からも徒歩圏です。 新宿駅が利用できるので、幅広いエリアからの通勤に便利なエリアですね。

近隣のオフィス情報

丸の内線沿いのオフィス賃料は以下のようになっております。

スクリーンショット 2020-08-12 19.31.19

(参考:https://www.estie.jp/office/railway/line/766 )

大手町駅や銀座駅と比べると比較的物件相場は安く、空室率も2%を切る千代田区に比べ3%に近づいている新宿区の方が物件は探しやすそうです。


住宅・都市整備公団(現:都市再生機構、UR)による初の再開発事業 

西新宿の中心!「新宿センタービル」

日本のオフィス街の中でも一際高層オフィスビルが立ち並ぶ、西新宿エリア。今回は西新宿エリアの代表的な高層ビルの一つである、「新宿センタービル」をご紹介します。

前回「新宿センタービル」のコラムでもご紹介した通り、西新宿の超高層ビル群は主に1970年代に開発されました。そしてその後、バブル景気にも後押しされ西新宿はオフィス街としての地位を確立していきます。今回ご紹介する「新宿アイランドタワー」はその中では後発となり、1990年に着工し、1995年に竣工となります。 

その理由は淀橋浄水場跡地の開発となった他のビルとは異なり、100棟以上の建物を対象とした再開発事業であったからです。約2.9haの再開発区域内には元々東京都水道局新宿営業書及び、古い住宅の密集がありました。今までの生活が続けられる空間を維持しながら新宿新都心の都市整備基盤の強化を図るため、強いオフィス需要を利用して広場を生み出すなど、新宿ならではの再開発が住宅・都市整備公団を事業主体として行われ、新宿アイランドタワーはついに完成します。 

 

「人にやさしいニューインテリジェント都市」 

従来の地権者の生活にも配慮しつつ開発された新宿アイランド(新宿アイランドタワーを中心として開発された敷地一体を新宿アイランドと総称します)には、オフィスだけでなく、店舗、住居、専門学校、広場などの様々な都市機能が集約されています。  

敷地平面図

出典:http://www.shinjuku-i-land.com/about_i-land.html 

オフィスや飲食店の入ったアイランドタワーを中心に、飲食店やクリニックが入った南棟、西棟、東棟、アトリウムが近接しています。パティオは一般に開かれた空間になっているので、ランチやちょっとした休憩に便利です。その他にも、証明写真や銀行ATMもあり様々なことが館内で完結しますね。 

冒頭でご紹介した「LOVE」のモニュメントもその一つとなります。当モニュメントはロバート・インディアナというアメリカ合衆国の美術家がデザインしたものですが、こちらに限らず、約10名の現代美術アーティストによる、パブリックアート作品が敷地内に敷き詰められているのをご存知でしたか?

「人間の愛と未来」をテーマにした作品群は、空間と響き合いながら、訪れる多様な人たちを楽しませてくれます。 日常にアートが溶け込んだエリアで仕事ができるのは贅沢ですよね。季節や時間によって変わる作品の様々な側面が楽しめるのではないでしょうか。

 

入居テナント情報 

 新宿アイランドタワーの概要をご紹介したところで、毎回恒例の入居テナント情報を見ていきましょう! 

【主要入居テナント】 

・日本マクドナルド(38〜40F) 

言わずとしれた、世界的ファストフードチェーンの日本本社です。 

・エン・ジャパン(33〜35F、42F) 

日本最大級の転職サイト「エン・ジャパン」を運営する人材系企業です。 

・都市再生機構(13、15〜19F) 

本開発を手掛けた住宅・都市整備公団の後継となる独立行政法人です。実はこちらは本社ではなく、横浜の方に本社があります。 

・木下グループ(8〜9F) 

ハウスメーカーである工務店をはじめとし、様々な不動産系サービスを提供する、不動産企業です。 

 

数多くのテナントが入居しているため主要テナントのみのご紹介としましたが、やはり新宿らしく多様なテナントが新宿アイランドタワーに入居しています。基準階面積も774坪と大型なので、大規模テナントから小規模テナントまで、多くの会社を受け入れる体制が整っております。 

終わりに 

今回は西新宿でも目にする機会の多い「新宿アイランドタワー」をご紹介しました。単なるオフィスビルではなく、新宿新都心の広場としてオフィスワーカー以外も迎え入れてくれます。アートと都市の融合を見に、ぜひ足を伸ばしてみてください。   


estieで新宿アイランドタワーを見る


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