渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)|最新のオフィス環境を紹介

平井 瑛(Ei Hirai)

目次

  1. はじめに
  2. 渋谷ソラスタの基本情報
  3. 14年の時を経て渋谷ソラスタ遂に完成
  4. 空の下でワーカーが活躍する舞台
  5. 渋谷ソラスタのオフィスビル情報
  6. 終わりに

はじめに

地名に「谷」という文字が入っている通り、渋谷には渋谷駅を中心としていくつもの坂があります(地名の由来自体については諸説あるようです)。その中でも最も有名なのは、スクランブル交差点から渋谷109の脇を通る道玄坂でしょう。

突然ですが、皆様は道玄坂と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。若者の街渋谷のナイトライフでしょうか。

いいえ、今一番注目なのは今年3月に竣工した、渋谷一帯の「100年に一度の再開発」を推進する東急不動産のフラッグシップビル「渋谷ソラスタ」です。働くワーカーの環境を最大限追求した最新鋭のオフィスビルを徹底解説します!


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渋谷ソラスタの基本情報

logo

出典:https://www.tokyu-land.co.jp/news/92b9de3e94206f6a7e94d40da9d65473_1.pdf

名称渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)
住所東京都渋谷区道玄坂1-21-1
竣工2019年3月
開業2019年5月15日
高さ約107m
階数地下1階、地上21階建
敷地面積4,128㎡(約1,250坪)
延床面積46,954㎡(約14,200坪)
事業者一般社団法人道玄坂121(東急不動産および地権者で組成した事業会社)

map

立地としては国道246沿い、道玄坂を上がった先にあります。渋谷マークシティの中を通っていけば道玄坂上の交差点に出られますので、雨の日もそこまで濡れずに到着することができます。

14年の時を経て渋谷ソラスタ遂に完成

渋谷ソラスタは渋谷一帯のエリア価値向上を目指す東急不動産の本社ビルの建て替えという側面も持っており、プロジェクトマネージャーとして参画した同社の並々ならぬ思いが詰まっています。

国道246号沿いのこの地には、以前4棟のビルが建っていました。2005年頃にプロジェクトが動き出したときには、老朽化が進んでいた「南平台東急ビル」のみを建替える計画でした。しかし、2011年の東日本大震災をきっかけに建替えが急務であるという認識が強まり、さらには敷地を有効活用して不動産価値を最大化する狙いも相まって、プロジェクトは東急不動産の本社だった「新南平台東急ビル」のほか、隣接する「渋谷TODビル」および「廣井ビル」を含む街区一体での共同建替え事業へと姿を変えました。

一方で、共同建替え事業を進めるには、権利者の方々から合意を取り付ける必要があります。権利者は4棟合わせて総勢50名にもおよび、法人もいれば個人もいる、そして地権者の背景や入居している建物への愛着はさまざまという状態で、交渉は非常に大変でした。歴代の担当者が粘り強く交渉を続けた結果、一人、また一人と合意に至り、2013年についに全地権者から合意を取り付けることができました。2015年1月には事業者となる法人「一般社団法人道玄坂121」が設立され、その後2015年に既存建物の解体工事が始まり、2016年に新築工事が着工しました。そしてこの春、待ちに待った竣工の日を迎えることができました。

引用:https://www.tokyu-land.co.jp/company/challenge/note/note-solasta.html

空の下でワーカーが活躍する舞台

渋谷ソラスタのネーミングの由来は、SOLA(空)+SOLAR(太陽)+STAGE(ステージ)を掛け合わせた造語で、多様な人々が集い、多様なワークスタイルが望まれる渋谷道玄坂の上で、最適なオフィス環境を提供したい、という東急不動産の願いが詰まっています。渋谷ソラスタの各所に凝らされた、その工夫を見ていきましょう!

エントランス

開放性の高く、植栽が豊富な広場を通りエスカレーターを上がると2Fのオフィスエントランスに到着。その横には、テナントしか入れないラウンジ「Green Square」があります。カジュアルなミーティングや、貸し切ってイベントを開催するなど、ビジネスを進める上で様々な利用方法がありそうですね。

green square

そしてなんといっても特徴的なのが、オフィスフロア各階に整備されたグリーンテラス。建物を出ることなく、渋谷の街を一望しながら外気に触れることができます。窓を開けることも難しいオフィスビルが多い中で、外部に出てリフレッシュできるというのはワーカーには嬉しい限りですね。特に1日中デスクにいることの多いエンジニアや、クリエイティブな発想が求められる方にはぴったりです。

ラウンジ

引用:https://www.shimz.co.jp/shimzdesign/topics/solasta.html

そして最上階である21階にはテナント専用の共用スペースとして「スカイラウンジ」と「スカイテラス」が提供されています。スカイラウンジには鳥のさえずりなどのヒーリングサウンドがハイレゾ音響設備によって流れているそうで、仕事で疲れた心身を癒してくれそうです。

渋谷ソラスタのオフィスビル情報

オフィス

本再開発を手がけた東急不動産グループが8フロアほど使用しています。同社はグループ全体で働き方改革を進めており、新本社では顔認証での入退館にはじめ、グループ従業員の交流スペース「COLABO!」お客様との交流スペース「SCRAMBLE!」の設置のような施策が行われています。グループ会社である東急ハンズ監修の「ハンズカフェ」も併設されている特徴もあります。

また、グループABWの運用も行っております。

ABWとはActivity Based Workingの略で、執務席を在籍人数の80%に抑える代わりにオープンスペースを多数配置することで、時間や場所を選ばず周囲とコミュニケーションをとることを促進させます。

他にも、内部階段の設置やWELL認証の取得にも取り組んでいます。WELL認証については下記の記事をご覧ください。

WELL認証とは?取り組むメリットと審査項目、取得建物例も紹介

皆さん、オフィス探しにはどんな要素を重視していますか。値段ですか?立地ですか?広さですか?確かに安くて広い物件はいいかもしれません。しかし、社員の皆さんが求めているのは物件のコストパフォーマンスではありません。そのオフィスがどれだけ快適で過ごしやすいかではないでしょうか。

その他、以下のような取り組みを並行して行っております。

・執務スペースにおける緑の取り込み(Green Work Style)

・スマートオフィスアプリ「My Place」の活用によるワーカーの位置情の可視化

・目的に応じた多様な会議室の設置や機能性アロマ

・集中ブースの設置

・コンシェルジュコーナーの設置

・仮眠室の設置

・フィットネスエリアの設置

・脳波測定によるワーカーの精神面の可視化

・ウェアラブル端末の使用によるコミュニケーション分析

オフィスワーカー

出典:https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/pdf/1967.pdf

実証実験も取り入れながら、オフィスワーカーのデータを取得して働き方を見える化し、改革を本格的に進める姿勢が見て取れますね。オフィスはビジネスパーソンが一日の大半を過ごす場所であるからこそ、「building smiles はたらく人を笑顔に」を事業コンセプトとして掲げ、オフィスワーカー目線のクオリティの高いオフィスビルを目指す東急不動産のオフィスには今後も注目です。

その他のテナントとしてはメディア事業とアドテクノロジー事業を手がけるCARTA HOLDINGS(VOYAGE GROUP)やEdtech事業を進めるEduLabなどの渋谷らしいIT企業から、丸亀製麺に代表される飲食店の開発・運営を行うトリドール・ホールディングスなど、従来の渋谷の枠にはとらわれない多彩な顔ぶれとなっております。

また、3・4階には東急不動産グループによる会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート渋谷南平台」や、ハイグレード貸し会議室・最大100名収容可能なプレゼンテーション空間を提供する「渋谷ソラスタカンファレンス」があり、ビジネスをサポートする万全の体制が備わっています。

conference

終わりに

道玄坂の新しいシンボル「渋谷ソラスタ」を今回は特集しました。「100年に一度の再開発」によって、渋谷はどう変わっていくのでしょうか。今後も要注目です!

その他の渋谷の主要オフィスについては、下記からご覧ください!

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監修

執筆者
平井 瑛(Ei Hirai)
経歴
東京大学経済学部卒業後、三菱地所入社。三菱地所の海外事業、オフィスビル賃貸営業を経て、2018年12月にestieを共同創業。 estieでは代表取締役として不動産業界に関わる深い知識から様々なサービス開発に関わる。趣味は靴磨きで、社員の靴までも磨く。 【執筆】『ビジネスイノベーションスペースの新たな潮流とその経済価値』(一般財団法人日本不動産研究所 不動産研究第61巻第1号 特集;シェアリングエコノミーと不動産市場)
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