シェアオフィスについて|シェアオフィスを利用するポイント8選などを紹介

束原 悠吾(Yugo Tsukahara)

目次

  1. シェアオフィスについて
  2. シェアオフィスと似たサービスとの違い
  3. シェアオフィスの主な利用者3選
  4. シェアオフィスを利用するポイント8選
  5. シェアオフィスを利用する際の注意点6選
  6. シェアオフィスを理解してうまく利用しましょう

シェアオフィスについて

近年、都市部を中心に、オフィスや設備を共用するシェアオフィスが増えてきています。PCひとつで仕事ができる起業家やクリエーターなど、いわゆるノマドワーカーが増加しているためと考えられます。


シェアオフィスでは、様々な業種の人たちが同じスペースで働いています。また、オフィスによってスペースや設備の特徴も異なるため、自分のスタイルにあったオフィス選びが大切です。

シェアオフィスの意味とは

シェアオフィスは「Shared Office」(シェアードオフィス)という英語を日本語に置き換えた言葉です。シェアオフィスとは、個人や法人がワーキングスペースを共有する、貸しオフィスを意味しています。


前述したように、様々な業種の人たちが同じ場所で仕事しているので、人脈を広げる目的であえてシェアオフィスを利用している起業家もいます。

料金体系について

各シェアオフィスによって料金体系は様々ですが、大まかに月額利用と都度利用(スポット利用)の料金に分かれています。


月額利用の場合、利用する曜日や時間帯によって、定額を設定されているのが一般的です。また、スポット利用の場合は、一時間あるいは一日単位で金額が設定されており、利用の都度支払う場合が多いようです。

シェアオフィスと似たサービスとの違い

シェアオフィスと似たサービスとして、コワーキングスペースやレンタルオフィスが挙げられます。


シェアオフィスは、コワーキングスペースやレンタルオフィスと混同されることも多いのですが、今回はこの三者の違いについてお話しします。オフィスの選び方の参考にしてみてください。

コワーキングスペース

シェアオフィスやレンタルオフィスは、設備のある仕事場というニュアンスが強いですが、コワーキングスペースはまず人ありきで、利用者同士の交流を軸に運営されています。


もともと個人利用の多いコワーキングスペースですが、今後は法人利用が増えてくると予想されます。利用する際は、他の利用者たちがどんな志向を持ち、どんなコミュニティを作っているかということが選択のポイントになるでしょう。

レンタルオフィス

シェアオフィスとレンタルオフィスの主な違いとして、シェアオフィスは基本的にデスクを共用しますが、レンタルオフィスには専用の個室や個別の占有スペースがあります。


また、レンタルオフィスには、基本的にデスクなどの備品も用意されています。セキュリティ対策も取られているため、PCや固定電話などの設置も可能ですが、専用の事務所を借りるよりもかなり費用が抑えられるというメリットがあります。

シェアオフィスの主な利用者3選

シェアオフィスは主として、個人事業主や起業家、一般企業の方々などに利用されています。様々な職種や立場の人に利用されるシェアオフィスですが、その利用目的も多岐にわたっています。


ここでは、個人事業主・起業家・一般企業の方を例にあげ、シェアオフィスをどのような目的で利用しているのかご紹介します。

シェアオフィスの主な利用者1:個人事業主の方

シェアオフィスを利用する方には、個人事業主が多くいます。シェアオフィスは自宅よりも設備や環境が整っており、集中して仕事に取り組めます。また、シェアオフィスに「出勤する」ことで、オンオフの切り替えも容易になるでしょう。


シェアオフィスが駅から近いなど、立地のよい場所にある場合、クライアントとの打ち合わせにも使えます。その際は、受付で来客対応してもらえますし、共用のロビーやラウンジ、会議室なども利用可能です。


また、シェアオフィスを利用する他の方々との交流で、新しい仕事が生まれる可能性もあります。

シェアオフィスの主な利用者2:起業家の方

スタートアップの拠点として、シェアオフィスを利用する起業家の方も多くいます。


通常のオフィスを借りるよりも賃料が安く、ビジネスに必要なネット環境などの設備もある程度揃っているため、起業する際の初期費用が抑えられます。


また、シェアオフィスでは様々な業種の方との交流ができるため、人脈を広げるチャンスにも恵まれています。

シェアオフィスの主な利用者3:一般企業の方

本社から離れた場所にあるサテライトオフィスとして、一般企業の方が、シェアオフィスを利用する場合もあります。


サテライトオフィスがあれば、移動時間の短縮や交通費などのコスト削減になりますし、1人や2人からの少人数で稼働する営業所としての利用も可能です。


また最近では、コロナの影響でリモートワークやテレワークを推奨する企業が多くなり、一般企業の方が仕事場としてシェアオフィスを利用することも増えてきています。

シェアオフィスを利用するポイント8選

近年、働き方が著しく変化してきている中で、時代に即したサービスとして注目されているのがシェアオフィスです。


個人で仕事する場合でも、大手企業の一員として働く場合でも、シェアオフィスを利用することには、たくさんのポイントがあります。


今回は、シェアオフィスを利用する際のポイントを8つご紹介しますので、利用を考えている方は参考にしてください。

シェアオフィスを利用するポイント1:賃料を低く抑えられる

シェアオフィスを利用する際の大きなポイントは、賃料を低く抑えられることだと言えるでしょう。


シェアオフィスなら、自社オフィスを構えるより大幅に賃料を抑えられるのはもちろんですが、個室のあるレンタルオフィスと比べても安い月額料金で利用できます。また、通常のオフィスを契約する場合にかかる初期費用も不要です。


できるだけ賃料をかけずに起業したい、フリーランスで仕事を始めたいという方には、シェアオフィスからのスタートをおすすめします。

シェアオフィスを利用するポイント2:様々な面でコストが削減できる

シェアオフィスを利用する場合、賃料ばかりでなく、様々な面でコスト削減が可能です。自社オフィスであれば、自分で設備を整えたり、デスクや椅子などの備品を準備する必要がありますが、シェアオフィスなら、基本的な設備はあらかじめ用意されています。


また、シェアオフィスの利用方法によっては、交通費や人件費などのコスト削減も可能です。コストを抑える意味でも、利用用途に即したシェアオフィスを選ぶことが大切です。

シェアオフィスを利用するポイント3:高機能な様々なサービスを受けられる

高機能な様々なサービスを格安に受けられるのも、シェアオフィスを利用する場合の魅力のひとつです。


シェアオフィスには、オフィスに必要な設備に加えて、受付やラウンジ、会議室などが設けられています。それらをシェアして利用することで、人件費や設備費を抑え、効率よく高機能なサービスを受けることが可能です。

シェアオフィスを利用するポイント4:自由に共有スペースの利用ができる

前述したように、シェアオフィスの多くには、受付やラウンジ、会議室などの共有スペースが設けられています。加えて、イベントにも使えるようなセミナールームやギャラリー、撮影スペースなどを備えているところもあります。


共有スペースを利用すれば、クライアントとの打ち合わせや、クリエーターによる撮影や展示など、個人で準備するのにはコストや手間のかかるサービスを簡単に受けられます。これも、シェアオフィスならではのポイントです。

シェアオフィスを利用するポイント5:立地のよさ

自社オフィスを借りる場合、交通の便がよかったり駅から近い物件はどうしても賃料が高くなりますが、シェアオフィスなら、立地のよいところを低コストで借りられるのもポイントです。


立地がよければ、通勤や移動時の便利がよいだけでなく、クライアントや新規の見込み客なども招きやすく、よりコストパフォーマンスのよいビジネスが展開できるでしょう。

シェアオフィスを利用するポイント6:シェアオフィスで住所利用などができる

利用者の名刺やホームページなどにシェアオフィスの住所を記載できる、住所利用というサービスもあります。このサービスを利用できるかどうか、また利用する際の条件などは、各シェアオフィスに確認しましょう。


住所を利用すれば、シェアオフィスで宅配物や郵便物受け取りなども可能です。法人登記可能なところも多いため、法人登記すれば、シェアオフィスの住所を会社の住所として利用し、信用力を高めるのにも役立つでしょう。

シェアオフィスを利用するポイント7:雑務に困らない

シェアオフィス利用の際は、掃除や備品の管理などの雑務に煩わされないのもポイントですが、シェアオフィスによっては、スタッフに書類送付や経理などの雑務を依頼できるところもあります。


雑務を依頼できるかどうか、またどのような雑務を依頼できるかは、シェアオフィスによって異なるため、確認が必要です。


スタッフに雑務を依頼できれば、自分で求人を出して人材を採用する場合と比べ、手間がかからずコストも抑えられます。

シェアオフィスを利用するポイント8:人脈が広がる

シェアオフィスは様々な業種・職種の方が利用しているため、人脈を広げられるのも大きなポイントです。


コワーキングスペースほどではありませんが、シェアオフィスでも利用者同士の交流が行われています。お互いに刺激を受けてモチベーションを上げたり、新しいビジネスに繋げたいという方にとっては、大きなチャンスの場でもあると言えるでしょう。

シェアオフィスを利用する際の注意点6選

シェアオフィスを利用するポイントをご紹介しましたが、他の利用者と設備を共有するという観点から、注意していただきたいこともいくつかあります。


ここでは、シェアオフィスを利用する際の注意点を6つ、お伝えします。

シェアオフィスを利用する際の注意点1:人数によっては空き部屋の利用が難しい

基本的に、シェアオフィスは少人数での利用を想定して作られているため、利用者数が増えると、空き部屋の確保が難しい場合があります。


一緒に働く人が増えてきたら、レンタルオフィスを利用したり、自社オフィスを借りる必要も出てくるでしょう。

シェアオフィスを利用する際の注意点2:坪の単価が高くなる場合がある

また、シェアオフィスを1人か2人くらいで利用する場合はコストパフォーマンスが良いのですが、ある程度の人数になると、逆に坪単価が高くなる場合があります。


働く人数に応じ、シェアオフィスを利用する場合とレンタルオフィスや自社オフィスを借りる場合の、どれがコストパフォーマンスが良いのか、十分に検討されることをおすすめします。

シェアオフィスを利用する際の注意点3:雑音が気になる場合がある

シェアオフィスには個室がないため、他の利用者の話し声が気になって、自分の作業に集中できない場合があります。ただ、施設側からしても、お客様である利用者に厳しく注意することは難しいのが現状です。


静かな環境で集中して仕事したいという場合は、シェアオフィスの雰囲気や個別ブースなどの設備の有無を、契約前に確認しておくことをおすすめします。

シェアオフィスを利用する際の注意点4:回線速度が遅くなる場合がある

シェアオフィスでは、共有のサーバーを利用した無線LANを設置していることが多いため、回線速度が遅くなる場合があります。インターネットを使って作業することが多い場合、これは大きなデメリットです。


シェアオフィスを契約する前に回線の強さを確認したり、場合によっては、専用の回線を入れられるかどうか、施設側に相談する必要も出てくるでしょう。

シェアオフィスを利用する際の注意点5:セキュリティ面が甘くなってしまう

シェアオフィスには、常に複数の人間が出入りしているため、人脈を広げられるというメリットもありますが、どうしてもセキュリティ面は甘くなってしまいます。セキュリティ面を強化することは、シェアオフィスにとって今後の課題と言えるでしょう。


機密データや個人情報の管理には、十分な注意が必要です。また、共有の無線LANを使う場合は、万全なセキュリティ対策を取っておくことをおすすめします。

シェアオフィスを利用する際の注意点6:情報漏洩の危険性がある

前述したように、シェアオフィスを利用する場合、機密データや個人情報などの情報漏洩の危険性があるため、常に気を配っておくことが必要です。


大切な情報は持ち帰るか、安全な方法で保管しましょう。また、他の利用者からPC画面を見られないようにするなど、細かなところまで配慮して行動することも大切です。

シェアオフィスを理解してうまく利用しましょう

ここまでお伝えしたように、ワーキングスペースを共有するシェアオフィスには、シェアオフィスならではの特徴がたくさんあります。また、シェアオフィスによって、条件やサービス内容も様々に展開されています。


シェアオフィスを利用する際のポイントと注意点を十分に把握し、それがビジネスにどう影響するかよく理解した上で、ご自分にあったところを見つけることが大切です。シェアオフィスを上手に利用し、ビジネスのステップアップに繋げていきましょう。

監修

執筆者
束原 悠吾(Yugo Tsukahara)
経歴
上智大学法学部卒業後、三菱地所に入社し経理部で連結決算やM&Aを担当。その後Rockefeller Groupに出向し、米国でオフィスや物流施設をはじめとした不動産投資に従事。 estieではコーポレート業務とビジネスサイドのセールスやマーケティングを兼務。 趣味は家探しで、物件情報を見るのが好き。
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