リモートワークにおすすめの場所10選をご紹介|選ぶときのポイント3つ

束原 悠吾(Yugo Tsukahara)

目次

  1. リモートワークの導入状況とは?
  2. リモートワークにおすすめの場所10選
  3. リモートワークの場所を選ぶときのポイント3つ
  4. リモートワークを行うときにおすすめのアイテムとは?
  5. 自分に合う場所を選んでリモートワークの効率を上げよう

リモートワークの導入状況とは?

技術の発達や社会の変化により、近年リモートワークを導入する企業が増えていますが、企業の規模や業務内容によって導入状況が異なります。


総務省の調査によると、令和元年9月末時点でテレワーク導入済みの企業は20.2%であったのに対し、緊急事態宣言発令後の令和2年5月は56.4%まで増加しました。


ただ、宣言解除後は「実施したが、とりやめた」という企業が増え、特に中小企業でその数が目立ちます。解除後も実施を続けた企業は、大企業55.2%に対し中小企業では26.2%に留まりました。つまり、企業規模が大きいほど導入率は高くなる傾向が見られます。


また実施後、「会社でないと閲覧できないデータがある」「意思疎通に苦労した」といった問題の他に、「自宅では仕事に集中できない」という物理的な問題が上がってきました。


それでは、一体どんな場所がリモートワークに適しているのでしょうか。


出典:テレワークの最新動向と総務省の政策展開|総務省
参照:http://teleworkkakudai.jp/seminar/2020/pdf/iwate/01_soumu201127.pdf

リモートワークにおすすめの場所10選

ここからはリモートワークに使える場所を、それぞれのメリットとデメリットを踏まえて見ていきます。作業内容や性格、コスト、利用期間によって向き不向きがありますので、どんな場所が合っているのかを多角的な視点で考えてみましょう。

1:自宅の場合

自宅をリモートワークの場所にするメリットは、通勤時間や移動時間がなくなり、時間を有効活用できる点にあると言えるでしょう。浮いた時間を趣味に使ったり、家族との時間を増やしたりと、プライベートの時間を増やすことが可能です。


また、子育てや介護で家から出られない方にも労働のチャンスが生まれます。政府資料によると、リモートワークの普及で女性や高齢者の労働参画が増えれば、25兆円もの経済効果があると言われています。


出典:テレワークの最新動向と総務省の政策展開|総務省
参照:http://teleworkkakudai.jp/seminar/2020/pdf/iwate/01_soumu201127.pdf

自宅でのリモートワークが難しい理由

一方で自宅でのリモートワークには、人によっては集中力や環境面でのデメリットもあります。


例えば、小さな子供がいる家庭では、子供が気になって仕事にならないこともあるでしょう。自宅にワークスペースや個室があれば解消されることもありますが、そのような場所がないと集中するのが困難なだけでなく、Web会議が難しくなるケースもあります。


また一人暮らしの場合、自宅は帰って休む場所という認識がある方にとっては、集中力が続かないという問題もあります。

2:レンタルスペースの場合

自宅で集中できない場合には、レンタルスペースを活用する方法もあります。レンタルスペースとは、部屋を時間貸しするサービスです。スタジオやキッチンなど様々なサービスがありますが、リモートワーク向けのミニオフィスやユニークなサービスも増えています。


このようなレンタルスペースは特に大都市で増える傾向にあり、東京の世田谷や新宿、神奈川の横浜や川崎、大阪の中央区などで多く見られます。


一部屋の一角を借りるプランや一室丸ごと借りるプランなど様々なサービスがあり、地域や部屋の規模で価格が異なります。一室丸ごと借りる場合は、カフェや喫茶店でのリモートワークよりコストはかかりますが、誰にも気兼ねせず集中したい方にとってはおすすめです。

3:サテライトオフィスの場合

サテライトオフィスを活用したリモートワークは、従業員、企業、地域の3者にメリットがあります。


サテライトオフィスとは、企業の本社以外の場所に設置する小規模オフィスです。支社や支店には業務全般を扱える設備があるのに対し、サテライトオフィスは従業員の働き方を改善する場所であるため最低限の設備しかありません。


従業員にとっては、時間の有効活用と集中力アップのメリットがあり、セキュリティや設備面でも自宅より安心感があります。また、企業にとっては地方の優秀な人材を確保できるチャンスにつながると言えるでしょう。


さらに、地方自治体にとっては地域活性化につながります。地元での就労が可能になれば、都市部への人材流出を防ぎ経済効果も期待できるでしょう。実際に、広島県、鹿児島県、熊本県などはオフィス誘致に取り組んでいます。


この方法のデメリットは、そもそも企業側がオフィスを用意していなければ実施が難しいことです。

4:カフェの場合

リモートワークの場所としてカフェを活用することのメリットは、コストが低いことと自宅より集中しやすいことにあると言えるでしょう。


コスト面では、食事代や飲み物代だけが必要となるため、一室借りるよりも安い費用で済みます。また、カフェには程よい雑音があり、短時間集中するには適切な場所であると言えます。


一方で、カフェは本来飲食目的の場所ですので、長時間のリモートワークには適さない場所とも言えます。長時間席を占領すると、気を使って逆に集中できなくなることもあるでしょう。また、席の配置によっては他人に情報を覗かれるリスクもあります。


このように考えると、カフェは短時間のリモートワークには向いていると言えますが、長時間の作業や集中力が必要な作業には不向きと言えるでしょう。

5:カラオケ店の場合

リモートワークの場所としてカラオケ店を利用するケースも増えており、リモートワーク用のプランを打ち出す企業もあります。カラオケ店を利用することのメリットは、費用、環境、立地の3点です。


レンタルスペースより安い費用で他人の目を気にせず個室空間を利用可能で、電源やWi-Fi、ドリンクバーなども利用できます。リモートワーク用のプランを利用すれば、かなり費用を抑えられるでしょう。また、カラオケ店は駅近くにも多いため、立地面でも魅力的です。


デメリットは、音漏れが気になる場合もあることです。これは場所や利用する時間帯にもよります。また、リモートワーク用のプランは東京や神奈川など都市部に集中していることがあり、場所によってはリモートワーク用のお得なプランを利用できないこともあります。


カラオケ店の利用は、コストを抑えて個室環境で作業したい方に向いていると言えるでしょう。

6:コワーキングスペースの場合

コワーキングスペースをリモートワークの場所として活用すると、リモートワークで陥りがちな孤独感やアイデアの行き詰まりを解消できる可能性があります。


コワーキングスペースとは、異なる職業の人々が集まって共有で使えるオフィス空間のことです。一室借りではなく、オープンスペースをシェアする仕組みで、料金は定額制や従量制などがあります。


コワーキングスペースを使用するメリットは、全く異なる立場や職業の人々と交流できる点にあると言えるでしょう。リモートワークを続けていると孤独感を感じ、考えに行き詰まることもあります。そのようなときに、誰かの意見を聞くと突破口が開けることもあります。


デメリットは、作業内容や性格によっては不向きであることです。空間をシェアするので、話し声が気になる場合や情報漏えいのリスクもあります。


ビジネスチャンスが広がる可能性もあるので、利用目的を明確にして活用するとよいでしょう。

7:図書館の場合

図書館をリモートワークの場所として使用する場合、コストや静かな環境といった点でメリットはありますが、公共の場所であるという性質上制限もあります。


図書館は公共施設であり、基本的に利用料無料です。またルールが徹底しており、静寂の中で作業できます。


しかし、本来図書館は図書閲覧の場所であり、リモートワーク用の場所ではありません。したがって、リモートワークの場所としては制限が多く、使いづらいこともあります。例えば、PC持ち込み禁止の図書館もあります。また飲食禁止の図書館がほとんどです。


公共の施設であるということを理解し、各図書館のルールやマナーを守った上で自分に合った環境なら、メリットも大きい場所と言えるでしょう。

8:ビジネスホテルの場合

ビジネスホテルをリモートワークの場所として活用すると、自分だけの個室空間を確保しつつ、気軽に旅行気分を味わえます。


旅行需要の減少により、最近は多くのホテルがリモートワークプランを打ち出すようになりました。誰にも邪魔されない空間で作業できるだけでなく、プランによってはホテルの温泉やジムを利用できるため人気があります。遠出すれば旅行気分も味わえるでしょう。


料金も宿泊より低めの傾向です。例えば、ある京都のビジネスホテルには、9時間の利用で約2,500円のプランがあるとされています。


また、ある神戸の観光ホテルでは宿泊の場合一泊2名約40,000円〜あるといわれていますが、リモートワークプランでは12時間程度の滞在で約8,000円とされています。


このように選ぶホテルやプランによってはお得感のある方法ですが、カフェやカラオケ店に比べるとコストがかかるデメリットもあります。したがって、リモートワーク中の気分転換としての活用をおすすめします。

9:マンスリーマンションの場合

マンスリーマンションは、ホテル利用よりも自由度が高く、社宅のように使えるメリットがあります。


ホテルでのリモートワークは気分転換になり、個室が使える魅力がありますが、使える設備が限られており、コストを考えると連日の利用はなかなか難しいものです。


その点マンスリーマンションは住居ですので、キッチンや風呂があり、より自由度が高いと言えるでしょう。また、連日利用してもホテルに比べるとコストは控えめです。


ただ、レンタルスペースと比べると、長期利用で高額になりやすいデメリットもあります。また、住居の賃貸契約ですので、ホテルと違って自分で掃除する必要があり、退去時には清掃費用がかかる点にも注意しましょう。


自宅に作業できるスペースがなく、短期間のみ自分だけの個室が必要な方に向いています。

10:ウィークリーマンションの場合

ウィークリーマンションを利用する場合、マンスリーマンションを利用する際のメリットデメリットと共通していますが、ウィークリーマンションならではのメリットデメリットもあります。


ウィークリーマンションは、30日未満の契約のため、旅館業法が適用され保証人は必要ありません。手続きが煩雑でなくなるのはメリットと言えます。


どちらの場合も退去時に清掃代が必要ですが、ウィークリーマンションは移動の度に清掃代を払うと、トータルで見てマンスリーマンションより割高になることもあるのがデメリットです。


したがって、どちらかを選択する際には、予めどのくらいの期間借りるのか計画を立てる必要があると言えるでしょう。


出典:旅館業法概要|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei04/03.html

リモートワークの場所を選ぶときのポイント3つ

それでは、リモートワークのおすすめの場所を踏まえた上で、場所選びのポイントを見ていきましょう。ポイントは、「セキュリティ」「自分に合った環境」「継続できるコスト」の3点です。

1:セキュリティはどうか

リモートワークで最適な場所を選ぶ際には、安全なセキュリティ環境を重視する必要があります。


例えば、重要な文書を作成する場合、後ろから覗かれるようなカフェや図書館は危険です。また、個室であってもセキュリティが万全でないWi-Fiの使用で情報が漏洩する恐れがあります。


重要度の高い内容を扱う場合は他人から見える場所を避け、使用するネットワークは予めチェックが必要です。

2:自分に合う環境かどうか

リモートワークで作業の生産性を上げるには、自分の性格や作業内容を踏まえて選ぶ必要があります。


例えば、静かな方が作業しやすい人もいれば、ある程度の雑音があることによって作業が進むという方もいます。また、一人で集中して作業したい場合もあれば、誰かの意見を聞きながら進める方がいい場合もあるでしょう。


コストだけを考えて選ぶと作業が非効率になりますので、仕事の生産性を上げることを考えて選ぶことをおすすめします。

3:コストがどのくらいかかるか

リモートワークをスムーズに進めるには、継続できるかどうかも重要であり、そのためにはコストも場所選びのポイントになります。


自分に向いている、気分転換になるという理由でホテルやマンションに長期滞在すると、後々大きな請求がやってくることがあります。場合によっては生活費を圧迫することもあり、本末転倒です。


無理なく続けられる方法かどうかも重要なポイントであると言えます。

リモートワークを行うときにおすすめのアイテムとは?

ここからは、リモートワーク中にあると便利なおすすめのアイテムを紹介していきましょう。リモートワークを実施する方に人気のグッズとしては、家電や衣類、食べ物など様々なジャンルがありますが、ここでは作業に重要なデスクについて紹介します。

立ちながら仕事ができるデスク

座りっぱなしになりがちなリモートワークでは、立ち仕事ができる昇降式のスタンディングデスクが便利です。


PC作業で座りっぱなしの状態が長時間続くと、血流が悪くなり集中力も途切れてきます。スタンディングデスクを取り入れると、立ったり座ったりを繰り返すことで血流が改善し、作業にメリハリも生まれます。


スタンディングデスクには、デスクそのものが昇降するタイプとデスクの上に置くタイプがありますので、作業内容に合わせて選ぶとよいでしょう。

折りたたみができるデスク

自宅やサテライトオフィスで作業する場合、折りたたみデスクがあると、場所を変えながら作業できて便利です。


固定のデスクで長時間作業すると、集中力が切れやすくなります。折りたたみできるデスクがあれば、部屋を移動して作業を続けられるため、メリハリをつけながら仕事ができるでしょう。折りたたみできると、場所を取らず、不要なときにはしまっておけるメリットもあります。

自分に合う場所を選んでリモートワークの効率を上げよう

リモートワークにおすすめの場所や選び方のポイントについてご紹介しました。


リモートワークにはメリットも多い反面、自分で働く時間や方法を管理しなければならない点はデメリットにもなります。集中力を持続させながら生産性を上げるには、自分に合った場所を選択する必要があると言えます。


最適なリモートワーク環境を見つけ、仕事の効率を上げましょう。

監修

執筆者
束原 悠吾(Yugo Tsukahara)
経歴
上智大学法学部卒業後、三菱地所に入社し経理部で連結決算やM&Aを担当。その後Rockefeller Groupに出向し、米国でオフィスや物流施設をはじめとした不動産投資に従事。 estieではコーポレート業務とビジネスサイドのセールスやマーケティングを兼務。 趣味は家探しで、物件情報を見るのが好き。
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