リモートワークにふさわしい椅子とは?選び方8選と座り方も解説

平井 瑛(Ei Hirai)

目次

  1. リモートワークにふさわしい椅子とは
  2. リモートワークにふさわしい椅子の選び方8選
  3. 椅子のタイプ
  4. リモートワークにふさわしい椅子の座り方6選
  5. リモートワークにふさわしい椅子の効果3選
  6. リモートワークにふさわしい椅子を選ぼう

リモートワークにふさわしい椅子とは

コロナ禍によって、長時間リモートワークをする方が増えています。椅子の選び方や座り方次第で、体への負担が大きくなり、作業性へも影響します。リモートワークに適した椅子・座り方とはどのようなものでしょうか。


この記事では、椅子の選び方と座り方、それによる作業性や身体に対する効果まで記載していますので、ぜひ参考にしてください。

リモートワークの椅子の重要性

オフィスワークでは、内勤の方で通勤中などで立つ・歩くという動作があります。しかし、リモートワーク中はずっと座りっぱなしの状態になるため、身体に思わぬ変調をきたす恐れがあります。


人間の体というものは、そもそも長時間座っていられるような構造をしていないと言われています。椅子や座り方によっては体が歪む原因となり、痛みなど様々な影響が出る可能性があります。

体に負荷がかからない椅子

椅子といっても、形状・デザイン・キャスター付きなど様々な種類があります。体に負担がかからない椅子とは主に、背もたれが高いもの(ハイバックタイプ)、座面やひじ掛け(アームレスト)の高さが調整できるもの、リクライニング機能付きなどになります。


様々な企業や通販サイトで多くの種類が販売されています。ユーザーの評価が掲載されているサイトもあるので、参考にしながらリモートワーク用の椅子を選ぶことができます。

長時間のデスクワークを想定

会議用の腰掛け椅子ではなく、6~8時間などの長時間使用するための椅子を選んでいきましょう。


椅子のスペックによっては、ゲーミングチェア(ゲーム用)など長時間の使用を想定され開発されたものがあります。各商品の特徴や、実際の座り心地などを参考にして購入する事が大切です。

リモートワークにふさわしい椅子の選び方8選

それでは実際に、どのような椅子の選び方があるのか、8つのポイントで分類して解説していきます。


リモートワーク用の椅子を選ぶ際は、好みのデザインや色を考える前に、椅子の機能性や効果を認識することが重要です。

1:ひざ下と床が直角につく

正しい座り方で座ると、長時間作業をしても疲れにくくなります。正しい座り方のポイントは、椅子に深く腰かけ、かかとまで床につけた状態で、ひざ下と床が直角になることです。


椅子を選ぶ際は、座面昇降式など、高さ調整が容易にできるものを選ぶようにしましょう。ガスシリンダーで上下調整できる椅子がおすすめです。

2:クッション性

綿やウレタン素材など、クッション性のいい椅子に座ることで長時間座っても太ももやお尻が痛くなりにくくなります。


ただクッションが柔らかすぎると、型崩れを起こして機能性が落ちる可能性があるため、ある程度強度や耐久性のある素材を選ぶことも重要です。クッションが柔らかすぎても痛みの原因となりやすいため注意が必要です。

3:ハイバックタイプ・リクライニング機能付き

背もたれが頭くらいまで長いハイバックタイプの方が、長時間の作業に適していると言われています。ハイバックタイプの椅子の中には、背もたれが適時傾くロッキング機能や、大きく傾くリクライニング機能が備わったものもあります。


ハイバックタイプは、背を伸ばして正しい姿勢で座れるだけでなく、もたれることによる腰への負担軽減とリラックス効果が期待できます。リクライニング機能付きであれば、座ったまま休憩を取ることができます。

4:デスクと椅子の高さ

デスクと座面の高さの差を差尺といいます。この差尺がおおよそ30cm弱であることが理想といわれています。デスクの高さ調整や買い替えることが困難である場合、デスクに合った高さの椅子選びも考慮に入れる必要があります。


座面の高さはデスクに適していても、アームレスト(ひじ掛け)がデスクに当たって作業しにくくならないか、確認することが必要です。


デスク&チェアセットなどというカテゴリーで、リモートワーク用のデスクと椅子がセット販売されている通販サイトもあります。セットであれば、高さ調整に関しては間違いのない選択ができるでしょう。

5:背骨がS字形状になる

人間は、立っているときの姿勢が自然体で、横から見たときに背骨がS字形になっていると言われています。S字形になることでバネの役割を果たし、重い頭を支えて、腰への負担を軽減する働きがあります。


座っていても背骨のS字形状が保てる椅子であれば、長時間快適にリモートワークをすることが可能でしょう。S字形については人によって個人差があるため、体型に合わせて座面や背もたれの形状を細かく調整できるタイプの椅子もおすすめです。

6:体圧の分散ができる

座面の適度なクッション力・背もたれのロッキング機能・上下調整可能なアームレストなど、機能性の多い椅子の方が体圧を分散させる事ができると言えます。


機能性が多い椅子は比較的高価ですが、人間工学に基づいた設計がされていたり、耐久性があったりするなど、見逃せない特性があるでしょう。

7:座面の奥まで深く腰掛けられる

正しい座り方として、座面に深く座ることもポイントの一つです。座面のクッション性だけでなく、形状や立体的な構造によって、自然と深い座り方ができる椅子があります。


パッシブ・スライド・シート機能という、座ると座面が後方に傾く特性を持った椅子もあるので、検討してみましょう。

8:コンパクトでデザイン性に優れている

椅子の機能面だけでなく、デザイン面やコンパクト性も、椅子選びには大切なポイントです。デスクや部屋との調和性による椅子選びも重要と言えるでしょう。


一見シンプルで数千円という値段でも、色を選べる、機能性に優れるなどコスパのいい椅子もあります。折りたたみの椅子でもクッションにこだわった椅子もあり、リモートワーク用としては、場所を取りたくない時に重宝します。

椅子のタイプ

椅子には、座面や背もたれがクッション素材でなくメッシュ素材のものもあります。


オフィス用の椅子は、背もたれがメッシュ素材で座面がクッション素材というものが主流になってきていて、人気もあります。クッション素材とメッシュ素材、それぞれの特性について解説していきます。

メッシュタイプ

メッシュ素材の椅子はおしゃれなデザインであり、通気性がよく長時間座っても体が蒸れにくいという特徴があります。夏に長時間のリモートワークというシーンで適している椅子と言えます。


メッシュ素材の伸展性が生かされた座り心地も体感する事ができます。背もたれがメッシュであることで、体圧が分散しやすい構造となります。

クッション素材のタイプ

座面がメッシュであると、人によっては座る際に体が沈みがちで、正しい姿勢で座れなくなる場合があります。座面はメッシュの方が適していると言われる所以であり、体に合わせた素材を選ぶことが重要です。


クッションの素材としては、綿・ポリエステル・高反発ウレタン・低反発ウレタンなどがあります。綿・ポリエステルは座り心地がよく安価ですが、劣化しやすいため、リモートワーク用にはウレタン素材が適しているでしょう。


また、モールドウレタンという素材が主流になってきており、高密度で型崩れしにくい、デザイン性が高いという特徴があります。

リモートワークにふさわしい椅子の座り方6選

機能性の高い椅子や、コスパのいい椅子を選んだとしても、座り方次第では快適なリモートワークができなくなる可能性があります。無理な姿勢で座り続けることで、体が想定外のダメージを受け、疲労が蓄積されていく可能性もあります。


ここでは、リモートワークにふさわしい椅子の座り方についてフォーカスを当て、6つ解説していきます。

1:椅子の背もたれに背中がフィットする

デスクでの作業は頭が前傾姿勢で猫背になりやすいですが、背もたれに背中をフィットさせるのを意識することが重要です。


お尻や太ももに圧力が集中して痛くなってしまうことがないよう、圧力分散の点でも重要と言えます。

2:深く座る

正しい座り方をするには、肩や背中だけが背もたれについている状態でなく、お尻から背中全体が接している必要があります。


座る際は、骨盤と背骨が約90°になることが望ましいと言われており、意識するポイントになります。


若い女性などの間で、モデル座りと言われる、浅く腰をかけて背筋を伸ばす座り方をしているケースがありますが、腰を痛める原因となりやすいので注意しましょう。

3:骨盤が左右水平になっている

座った時にシートに当たる骨が座骨です。座骨に対して左右どちらかに重心が偏ることなく、均等な力で無理なく座ることが大切です。


骨盤を左右水平にし、頭の位置を重さが感じにくいと思われるポジションにすることで、より楽な座り方が可能になります。

4:背もたれのS字カーブに体をフィットさせる

ハイバックタイプの椅子など、背もたれが背骨のS字カープを矯正できるものであれば、背もたれに体をフィットさせて作業を行いましょう。


自身が立っているときの写真と、座っているときの写真を横から撮ってもらい、比較して調整するなどといった方法もあります。上手くフィットするように工夫しましょう。

5:かかとを床に完全につけて椅子に座る

足全体を床につけることでも体圧の分散が可能になるので、かかとまで完全につけて座りましょう。


かかとが浮くことで太ももまで浮いてしまう原因となり、お尻やお腹まで思わぬ負担が出てしまう可能性があります。

6:椅子と机の距離を近づける

デスクで腕やひじを支えられるくらい近づいていた方が、より体圧を分散させることができます。PC作業であれば、モニター上部が目線と水平かやや下に位置していることが望ましいとされており、この観点でも離れすぎない方がいいと言えます。


目からモニターへの距離はおよそ40cmがいいとされているので、ひじや腕が置けるくらいの位置に椅子を固定させてから、モニターやキーボードの位置を調整することをおすすめします。

リモートワークにふさわしい椅子の効果3選

椅子自体の機能性や座り方をご紹介しましたが、言い換えれば、リモートワークにふさわしい椅子を選ぶことによって、得られる効果があるということです。


ここからは、得られる効果という観点から3選をご紹介します。椅子の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1:作業効率がアップする

座る椅子が適していない場合、短期的には、お尻や太ももが痛くなってしまうと、作業への集中力を欠いてしまいます。長期的にも、体への想定外のダメージにより腰などを痛めることで、そもそも長時間座ることさえ難しくなる恐れがあります。


リクライニング機能付きの椅子であれば、座ったまま気分転換をすることもできます。リモートワークにふさわしい椅子を選ぶだけで、時間的・身体的に作業効率をアップさせることができるでしょう。

2:腰痛対策になる

椅子によっては、腰回りをしっかり包んでくれる、自然と背骨がS字形状になるなど、楽な座り方に導いてくれるものがあります。


適した椅子を選ぶだけで骨盤など体が矯正され、身体や腰への負担が和らぐ効果が期待できます。


また、背もたれの腰部分にランバーサポートと言われるクッションが装着された椅子もおすすめです。

3:猫背にならない

猫背も、様々な不調の原因となると言われています。人はPCなどの作業に集中すると、前傾姿勢や骨盤の傾きを誘発しやすいですが、機能性の高い椅子を使用することで、猫背になることを防止できるでしょう。


ハイバックの背もたれによる矯正だけでなく、猫背の矯正を促すようなクッションもあり、椅子と組み合わせて使うこともおすすめです。

リモートワークにふさわしい椅子を選ぼう

リモートワークにふさわしい椅子の選び方や座り方について紹介しました。楽な座り方が自然にでき、より快適な作業ができるよう、リモートワークにふさわしい椅子を選んでいきましょう。


コロナ禍による働き方改革などで導入されたリモートワークですが、今後も各企業で定着していくものと思われます。


その中で、ご紹介したリモートワークにふさわしい椅子の選び方をおさえて、長時間使用しても疲れない椅子を導入し、無理のない範囲で士気向上を図っていきましょう。

監修

執筆者
平井 瑛(Ei Hirai)
経歴
東京大学経済学部卒業後、三菱地所入社。三菱地所の海外事業、オフィスビル賃貸営業を経て、2018年12月にestieを共同創業。 estieでは代表取締役として不動産業界に関わる深い知識から様々なサービス開発に関わる。趣味は靴磨きで、社員の靴までも磨く。 【執筆】『ビジネスイノベーションスペースの新たな潮流とその経済価値』(一般財団法人日本不動産研究所 不動産研究第61巻第1号 特集;シェアリングエコノミーと不動産市場)
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