オフィスの壁紙を変えるメリット3選|オフィスの壁紙を変える際のポイント5選

田中 陸(Riku Tanaka)

目次

  1. オフィスの壁紙を変えるメリット3選
  2. オフィスの壁紙の主な種類7選
  3. オフィスの壁紙を変える際のポイント5選
  4. 環境に合わせて壁紙の選ぶ際の目安5選
  5. オフィスの壁紙を変えてみましょう

オフィスの壁紙を変えるメリット3選

あなたのオフィスの壁紙はどのような色やデザインでしょう。特にこだわりもなく、元々あった壁紙をそのまま利用している方も多いのではないでしょうか。確かに壁紙はPCに比べると仕事に具体的に役立つ物ではありません。


しかし、オフィス壁紙を変えることによって仕事の効率がアップしたり、モチベーションが上がると知るとどうでしょうか。これからオフィスの壁紙を変えるメリット3選をご紹介します。

1:社員のモチベーション向上

おしゃれな木目の壁紙は落ち着きますが、社員のモチベーションを向上したいオフィス用には「赤」の壁紙に張替えるとモチベーションが向上するのでオススメです。赤の壁紙を実生活で見かけることはあまりないでしょう。


しかし、赤は非常に効果的です。赤は闘争本能を呼び覚ます色なので、競合他社に負けられない時にうってつけです。しかもチームを成功へ導きたい時に役立つ色でもあるので、チームワークも向上します。

2:生産性が向上する

2つ目のメリットは生産性が向上することです。壁紙を青に張替えることにより生産性を向上させることが出来ます。どうして青が良いかというと、青は集中力を維持する色だからです。壁紙を青に変えることにより一気に仕事を片付けやすくなります。

3:社外の人に対し好印象を与える

最後のメリットは社外の人に対し好印象を与えることです。壁紙の色をグリーンにすると社外の人に対し好印象を与えることが出来ます。心にゆとりを持てるようになる色だからです。初めて来社する方に安心してもらえるカラーがグリーンです。


ついでにオフィス家具にもグリーンを取り入れると統一感もあります。また、自分のデスクトップをグリーンに変えると心にゆとりが少し増えてオススメです。

オフィスの壁紙の主な種類7選

オフィス壁紙には様々な種類があります。デザイン性だけではなく、機能性も重視した物もあるのでオフィス壁紙を選ぶ際には色以外も考えることをオススメします。快適な仕事環境にするためにも、目指すべき空間にあった壁紙を選びましょう。

1:ビニールクロス

ビニールクロスというのはその名の通りビニール素材でできた壁紙です。価格が安い上に様々な細工処理が出来るため、様々な色やプリントの柄にすることが出来ます。さらには抗菌効果があるものもあり、オフィスに飛び交う細菌の繁殖抑制にもなります。


しかしながら、ホルムアルデヒドという有害物質がビニールクロスを接着する際の接着剤に含まれているため、健康に影響は無いのだろうかと心配されている傾向があります。

2:タイル壁

タイル壁はキッチンやお風呂でよく目にする、タイルを貼り付けた壁です。タイルはキッチンやお風呂など人がよく動くところで使われるだけあって耐久性に優れています。しかも耐火性も高いのでキッチンでよく見かけます。


それだけではなく、タイルはお手入れが簡単です。タイルの壁が汚れても、サッと拭くだけで汚れが落ちます。そのため、中々オフィスの壁を掃除する暇がなくてもタイルだとさほど時間をかけずに綺麗に出来ます。

3:塗り壁

塗り壁をテレビで見たことがある方は多いのでは無いでしょうか。塗り壁は壁紙を貼るのとは違い、職人さんの手で仕上げるので味わい深いデザインになります。


しかし、メリットはそれだけでなく環境への負荷が少ない上、オフィスの空気を綺麗に保つことが出来ます。なぜかというと塗り壁は湿気を吸います。そして、乾燥している時に吸った湿気を放出するのでカビの発生を防ぐこと効果があると言われています。

4:漆喰

漆喰を塗るのは左官職人が必要で、かつ工程が多い為工事の時間が長くなってしまったりビニールクロスとは違い費用が高くなってしまう傾向にあります。


しかし消臭・抗菌・防火性・耐水性・断熱性などの嬉しい効果が沢山あります。さらには左官職人の手によって塗られる漆喰のデザイン性は味があり優れているのでオフィスの壁にある程度の費用をかけられるのならオススメです。

5:じゅらく

じゅらく壁と言う名前に馴染みがある人は少ないのではないでしょうか。壁のじゅらくは「聚楽土(じゅらくど)」から来ています。聚楽土というのは京都西陣にある土なのですが、その中でも限られた所にしか無いので大変貴重な土です。それを使った壁がじゅらく壁です。


じゅらくは防火性や湿度調整できたりと機能性に優れている上、日本の代表的な土壁だけあって趣があるので他の会社のオフィスと差をつけることが出来ます。

6:織物クロス

織物クロスと言うのは壁紙タイプの物です。同じ壁紙であるビニールクロスと違う点は使う素材です。麻や木綿の素材を使っていたり、シルク素材など馴染みのある布が使用されています。


織物クロスは布の種類によっては高級感を出すことも出来ますし、その上湿気を吸収して乾燥している時に放出するのでカビの発生リスクも下げることが出来ます。また、基本的に自然物質を使うので健康被害の心配もありません。

7:紙クロス

紙クロス壁は壁紙の壁です。和紙のタイプやフィルム加工をされている合成紙のタイプがあります。また、紙で出来ているので空気を通しやすいため部屋の通気性が良くなります。


そう言ったメリットもありますが、やはり紙で出来ているので撥水加工をしていない紙クロスの場合、汚れが付くとシミになってしまう可能性があるので汚れる作業をする部屋にはオススメ出来ません。PC部屋など汚れる作業の少ない部屋にオススメです。

オフィスの壁紙を変える際のポイント5選

オフィスの壁紙を変える際にあなたが重視したいのは何でしょうか。企業にあったイメージ、仕事がはかどる色合い、元々のオフィスに備え付けてある物と合わせた色合いなど一口にオフィスの壁紙と言っても用途は様々です。


自分たちが快適になるため・社外の人が見た時目に止まるような物など自分達のオフィスは何を重視するのか、オフィスの壁紙を変える際のポイント5選を読んで参考にしてみてください。

1:企業イメージに合った色を選ぶ

あなたの企業はどのような企業カラーでしょうか。例えばマスコットキャラクターが黄色であったり、商品のパッケージが水色だったりと様々な所に使われている色を使うのもオススメです。


企業カラーが無い場合は販売している物で色を決めるのはいかがでしょうか。例えば肉関連の商品を売っている会社で「おいしそう。がっつり食べたい」と思ってもらいたい時には赤がオススメです。赤は食欲を増進させることが出来ます。

2:色から受ける印象で選ぶ

あなたは色に対してどのような印象を受けるでしょうか。赤は燃えている感じ、青はクールな感じ、緑は落ち着いた感じなど様々な感じ方があるでしょう。そしてあなたが色に受ける印象があるのと同じく社外の方々も色に対して受ける印象があります。


例えばイエローはポジティブになりたかったりアイディアを沸かせたい時に良い色なので、社外の人がイエローの壁を見てポジティブな印象を持ってくれる可能性があります。

3:オフィスとの相性で選ぶ

あなたのオフィスのドアはどのような素材で出来ているでしょうか。例えば、木で出来ているとしたら緑をオススメします。確かに木は大半の物は合いますが、やはり緑は自然の色なので木と相性が良いです。


上で紹介した例は木ですが他にも、オフィスの椅子がブルーだったりと元々オフィスにある物にカラーが入っている場合があります。その場合オフィス家具などに合わせて壁紙の色を選ぶと統一感が出てオシャレに見えます。

4:機能で選ぶ

壁紙には色やデザインだけでなく様々な機能があるのをご存知でしょうか。例えば汚れやすい作業が多い部屋では汚れを防止できる壁や汚れを落としやすい壁がオススメです。


他には、湿気が多くカビが心配な部屋では吸放湿の壁がオススメです。吸放湿の壁は湿度が高い時に湿気を吸ってくれて、乾燥している時にそれを放出してくれるのでカビを予防でき部屋の空気をクリーンに保てます。

5:人の視線を意識して壁紙を変える

社外の人が会社に来た時に、落ち着かない壁紙の色だったらどうでしょうか。せっかくの話し合いも社外の人が緊張してしまうとスムーズに進まない可能性もあります。それに役立つのが落ち着く壁紙の色です。


落ち着く壁紙の色は緑をオススメします。緑は心のゆとりを生み出す色なので、社外の方だけでなく自分たちも落ち着いて仕事に専念することが出来るようになります。このように人の視線を意識して壁紙を変えるのもオススメです。

環境に合わせて壁紙の選ぶ際の目安5選

社外の人の目線から壁紙を選ぶのも良いですし仕事の集中力を上げる観点から壁紙を選ぶのも良いですが、例えば職場が男性だけだったり女性だけだったりとなるとそれぞれの好みも必要になってきます。いくら集中できるからと青を選んでも社員が納得するとは限りません。


そこで今回は職場それぞれの環境に合わせて壁紙を選ぶ際の目安を紹介します。環境にあった快適な空間を目指しましょう。

1:男性が多い場合

男性が多い職場の場合、青・黄・赤のいずれかを用いた壁紙をオススメします。もちろん一口に男性と言っても好みはそれぞれですが、基本的に男性は青・黄・赤といったはっきりとした色を好む傾向が強いです。そのためこれらの3色から選ぶのが無難です。


それぞれの色の効果ですが、青は集中力を高める・黄はポジティブになる・赤は闘争心が上がる色なので職種によって色を使い分けても良いでしょう。

2:女性が多い場合

女性が多い職場の場合は赤・ピンク・オレンジ・紫の壁をオススメします。こちらも男性同様必ずしも女性が全員これらの色が好きとは限りませんが女性はこれらの4種類の色を好む傾向があります。


それぞれの色の効果ですが、赤は闘争心が上がる・ピンクは優しく人に柔らかい印象を与える・オレンジは楽しい企画を考えてみんなを楽しませたい時に役立つ・紫は心と体を癒す効果があります。

3:IT系の場合

IT系の仕事の場合はPCの使用時間が長いので目に優しい色の壁を選ぶのはいかがでしょうか。いくらブルーライトの遮断にこだわっても、細かい文字を見ていると目が疲れてしまいます。


そこでオススメなのは緑の壁です。実は疲れ目には緑色が効果的なのです。確かに色的に派手じゃないというのもありますが、リラックスできる可能性が高くなります。

4:事務系の場合

事務系の仕事はデスクワークで長時間集中することが必要なのでオフィスの壁を青くするのをオススメします。


どうして青色かというと、青色は長時間の仕事でも集中力を持続しやすくなる効果があるからです。事務作業はどうしても単調作業も多くなってしまい集中力が途切れやすいので是非とも事務系の仕事の壁は青にするのをオススメします。

5:営業職の場合

営業職のオフィスの壁はオレンジをオススメします。オレンジは楽しい雰囲気や陽気さのイメージが強いでしょうが、実は不安を取り除く効果や、プレッシャーを減らす効果があります。


営業職は飛び込み営業があったりノルマがある仕事が多いため、それらの不安やプレッシャーをオレンジは減らすことが出来るでしょう。

オフィスの壁紙を変えてみましょう

たかが壁紙、されど壁紙です。オフィスの壁紙を変えることで沢山のメリットがあることがお分かり頂けたでしょうか。


集中力をあげたりやる気を出したり、掃除がしやすかったり耐火性があったり、さまざまな特性があります。ぜひ自分のオフィスにぴったりの壁紙を見つけて快適に過ごしてください。

監修

執筆者
田中 陸(Riku Tanaka)
経歴
東京大学経済学部卒業後、住友不動産入社。オフィスビルのアセットマネジメントを担当し、海外事業部にて世界主要都市の市場調査や投資検討に従事。 estieでは、セールスマネージャーとして営業や事業開発を手がける。 ベンチャー感を出すため、ヒゲと伊達眼鏡をトレードマークにしている。
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