オフィスが狭いとストレスになる?狭いことによるデメリットと改善ポイントを紹介

田中 陸(Riku Tanaka)

目次

  1. 狭いオフィスの定義
  2. オフィスが狭いことによるデメリット4つ
  3. 狭いオフィスを改善するコツ6つ
  4. 狭いオフィスを改善するフロー
  5. 狭いオフィスでもレイアウトの工夫次第で働きやすい環境が作れる

狭いオフィスの定義

会社の経営に携わっている方の中で、社員一人分のデスクにどれほどの広さが必要なのか把握できていない方も多いのではないでしょうか。


オフィスの中が狭いと感じる定義は人それぞれですが、デスクが並びすぎて通行人が通りにくくなっていたり、作業がしづらくストレスを感じている場合などは狭いオフィスとして認知されます。


狭いオフィスの明確な定義は存在しないので、心理的に狭いと感じた空間が狭いオフィスということになります。

オフィスが狭いことによるデメリット4つ

ここでは、オフィスの中が狭いことでどのようなデメリットが生じてしまうのかご紹介していきます。


オフィス自体が狭いとデスク間の移動に気を遣うことになるので、ストレスが生じて作業自体に没頭できなくなる可能性があります。また、作業に集中できないことで作業効率が下がり、結果的に業務に支障を及ぼす原因となってしまうでしょう。


ここでは、オフィスが狭いことで生じるデメリットについて紹介していきます。

1:業務に集中できなくなる

オフィスが狭いことで生じるデメリットの1つ目に業務に集中できなくなることが挙げられます。


狭いオフィスだと社員同士のデスク間に十分な距離を保てなくため、移動する際や他人の行動が気になり、業務自体に集中できなくなります。企業全体の生産性を上げていく意味でも、十分な広さが確保できる場所をオフィスとして選んでおく必要があるでしょう。

2:作業効率の低下に繋がる

オフィスが狭いことで生じるデメリットの2つ目に作業効率の低下に繋がることが挙げられます。


オフィスに十分な広さを用意できないとオフィス内の移動に気を遣ったり、業務自体に集中できなくなるので作業効率が下がり、業務の精度を上げていくことができなくなります。


その結果、仕事でのミスが多くなり、取引先や顧客からの信頼を得ていくことに繋がらないので企業の業績を上げていくことが難しくなるでしょう。

3:ストレスを感じやすくなる

オフィスが狭いことで生じるデメリットの3つ目にストレスを感じやすくなることが挙げられます。


狭いオフィスで長時間仕事を続けてしまうとプライバシーを守ることができなかったり、他の社員に気を遣いながら仕事をすることになるため、ストレスが溜まりやすくなるでしょう。


ストレスを抱えてしまうと心身の健康を維持できなくなり、退社や休職をする社員が増え、離職率を上げてしまうことになり職場の環境を悪くしてしまう可能性が高くなります。

4:業務確認作業を怠るようになる

オフィスが狭いことで生じるデメリットの4つ目に業務確認作業を怠るようになることが挙げられます。


狭いオフィスだと機能的にオフィスを使うことが難しくなるので室内の移動に手間が掛かり、上司や責任者への確認を怠るようになるため、業務の精度を上げていくことが難しくなります。


業務確認作業を怠るようになると、取引先や顧客からクレームを受けることになるので企業全体の業績を上げていくことが難しくなるでしょう。

狭いオフィスを改善するコツ6つ

オフィス内が狭い場合、どのような方法を用いればオフィスの手狭さを解消していくことができるのか改善していくためのコツについて紹介していきます。


オフィスが狭い場合はデッドスペースを有効活用するようにしたり、兼用のスペースを設けることで広さを確保できるようになります。その他にも小さい物を選びオフィスで使えば、広さを確保できるでしょう。


ここでは、狭いオフィスを改善するコツについて紹介していきます。

1:オフィス内にあるものを最小限にする

狭いオフィスを改善するためのコツの1つ目にオフィス内にあるものを最小限にすることが挙げられます。


オフィス内にある紙状の書類などもデータ化するようにしたり、業務で使用するパソコンなども一回り小さいものを採用して使うようにすれば、オフィスを広く使うことができるようになります。

2:圧迫感を作らないレイアウトにする

狭いオフィスを改善するためのコツの2つ目に圧迫感を作らないレイアウトにしていくことが挙げられます。


パーテーションを使ってデスク同士を区切るようにすれば、作業するための広さを確保することができるので圧迫感を感じずに業務にあたることができます。また、大規模な会議室のようなスペースを無くし、作業に集中できる空間作りをしていくことが大事です。

3:オフィスの色使いを工夫する

狭いオフィスを改善するためのコツの3つ目にオフィスの色使いを工夫することが挙げられます。


白色は膨張色としての役目を担っていることもあり、使うことで奥行きを感じることができるので天井や床に白を基調とした色を用いるようにし、家具や壁紙なども白色を選ぶようにしていけば、狭いオフィスであっても広さを感じられる空間を演出することができます。

4:兼用スペースを作る

狭いオフィスを改善するためのコツの4つ目に兼用スペースを作ることが挙げられます。


ミーティングスペースとカフェスペースを兼用にすることでオフィス全体を広く使えることができるので、同じような用途で使用するスペースをまとめていき、オフィス内を広く使っていくようにしましょう。

5:デッドスペースを無駄なく活用する

狭いオフィスを改善するためのコツの5つ目にデッドスペースを無駄なく活用していくことが挙げられます。


使っていない空間を有効活用するようにしたり、天井が高い部屋の場合、棚に物を載せていくことで空いたスペースを活用していくようにしましょう。また、オフィス内の使っていない壁があればホワイトボードやスクリーンをかけることでスペースを確保できます。

6:フリーアドレス化する

狭いオフィスを改善するためのコツの6つ目にフリーアドレス化していくことが挙げられます。


狭いオフィスで一人一人のデスクを置いてしまうと多くのスペースを確保しなくてはならなくなるので、誰でも使うことができるフリーアドレスのデスクや椅子を準備し、オフィスを広く使う工夫をしてみましょう。


机をあまり使わない業務の場合、フリーアドレスの椅子を用意することでオフィスを広く使っていくことができます。

狭いオフィスを改善するフロー

ここでは狭いオフィスを改善していくために必要な流れについて紹介していきます。


狭いオフィスを改善していきたい場合、どのような面を改善していきたいのか目的を明確にし、業者に見積もりを依頼して工期の期間やデザインを決めていくようにしましょう。


その後、オフィスデザインが決定したら、どのようなインテリアや設備を備えるべきか考えていきましょう。

狭いオフィスでもレイアウトの工夫次第で働きやすい環境が作れる

狭いオフィスのデメリット面や改善していくための方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


たとえ狭いオフィスであってもデッドスペースを活用したり、兼用のスペースを設ければ、ある程度の広さを確保できるようになるので、働きやすい環境を整えることができます。


社員のモチベーションや健康面を維持していくためにも、オフィスの広さを確保するためのレイアウトを検討してみましょう。

監修

執筆者
田中 陸(Riku Tanaka)
経歴
東京大学経済学部卒業後、住友不動産入社。オフィスビルのアセットマネジメントを担当し、海外事業部にて世界主要都市の市場調査や投資検討に従事。 estieでは、セールスマネージャーとして営業や事業開発を手がける。 ベンチャー感を出すため、ヒゲと伊達眼鏡をトレードマークにしている。
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