オフィスの緑化は重要?緑化するメリットとオフィスにおすすめの植物の特徴を紹介

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. オフィスの緑化は重要?
  2. オフィスを緑化するメリット7つ
  3. オフィスの緑化におすすめの植物5つ
  4. オフィスに最適な植物を選び緑化を考えてみよう

オフィスの緑化は重要?

特定のデスクは決めずに仕事をする、30分の昼寝を取り入れるなど生産性を上げようとしている企業が増えています。同様にグリーンを置いているオフィスも多くあります。


インテリア会社やゲストハウスなどはおしゃれだから置いている、殺風景なオフィスのアクセントに置いているという企業もありますが、グリーンの効果は多くあります。


これからオフィスの緑化がいかに重要か、緑化のメリットなどをご紹介します。

オフィスを緑化するメリット7つ

オフィスにグリーンを置くのはいいけど、水やりが面倒、枯らしたら大変などデメリットが頭に浮かびますが、今はグリーンをレンタルする専門の会社がいくつもあります。メンテナンスから費用の相談などにも乗ってくれるので是非利用してみてください。


オフィス緑化には枯らす、お金がかかるなどのデメリットよりもメリットが沢山あります。これからオフィスを緑化するメリット7つをご紹介します。

1:疲れを癒す

オフィスグリーンには視覚疲労を癒し、回復させる効果があります。よく目が疲れた時や視力を回復させたい時は緑を見ると良いと言いますが、それと同様の効果だと考えられます。


凝視すると余計に疲れが増すようですが、仕事中に視界に入ったり休憩中にぼんやりグリーンを眺める事で疲れを癒す効果が期待できるでしょう。

2:気持ちを和らげる

グリーンには心理的騒音低減効果というものがあります。これは簡単に言うと普段は耳障りな音でもグリーンが目に入る環境ではうるさいと感じなくなるというものです。その証拠に森林浴やキャンプなどで鳥のさえずりや川の音などがうるさいと感じません。


リラックスしている時に出る脳波のアルファ波がグリーンを見ている時に出るという研究結果もあります。

3:ストレスを解消する

先述した通りグリーンがある環境ではリラックスしている時の脳波が出ます。リラックスができるという事はストレスが解消される、ストレスを感じにくくなるという事です。


心理的騒音低減効果があるとも紹介しましたが、気持ちが和らぎ、雑音が雑音として耳に入ってこない環境では言わずもがなですが、ストレスを解消することができます。


そうなれば上司や先輩からの暴言や嫌味もなくなり会社全体の生産性がアップするという事です。

4:集中力を高める

心理的騒音低減効果で集中しやすい環境になり、さらにグリーンには温度調節効果もあります。


年中エアコンで社内の室温は管理されていると思われがちですが、エアコンや加湿器などで調節しても温度と湿度の関係はなかなか上手に調節できません。暑過ぎる、乾燥しているなどで集中力は意外と削がれるものです。


グリーンの葉から蒸発させた水分で保湿、熱を放散させることで室温低下予防などをしているため集中力アップが期待できます。

5:コミュニケーションの機会が増える

オフィスにグリーンがあると疲れを癒し、気持ちを和らげると先述しました。程よくリラックスするおかげで職場の仲間とのコミュニケーションの機会が増えます。イライラしている時には誰かとコミュニケーションを取ろうと考える人はあまりいません。


コミュニケーションの機会が増えるだけでなく良い人間関係を築くことができ、仕事での良いパフォーマンスができるようになります。

6:空気清浄機能がある

グリーンには二酸化炭素を吸収して酸素を排出する特徴があるのはご存じの通りです。その他、湿度や温度も調節してくれるため緑化オフィスは良い空気になります。


実際の空気を清浄する機能もありますが、グリーンは見た目でも爽やかなイメージがあるのでグリーンがオフィスにあるのとないのでは雰囲気や印象も全然違います。

7:従業員の幸福度が上がる

温度調節機能によって快適なオフィス空間で仕事をすることができ、視覚疲労回復効果や心理的騒音低減効果、ストレス軽減で他の従業員とのコミュニケーションが円滑に取れるようになり、仕事にも集中して取り組めるとなれば、自ずと従業員の幸福度は上がります。


オフィスにグリーンを置くだけで従業員の幸福度が上がるとあればオフィスの緑化をしない手はありません。

オフィスの緑化におすすめの植物5つ

オフィスに設置するのに向いているグリーンはいくつかあり、ゴージャスなものや小ぶりで可愛らしいもの、壁一面にグリーンを張り巡らせるものもあります。オフィスの日当たりや広さによっては向き不向きなどもあります。


どれもとてもオシャレで洗練された雰囲気になるのですが、これから特徴別にオフィスの緑化におすすめの植物を5つご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

1:水やりの手間が少ない品種

レンタルグリーンの場合、水やりなどのメンテナンスもメニューに入っている事が多いのですが、購入となると水やりの手間が少ない品種がおすすめです。


つる性の植物で青々として美しいグレープアイビーへの水やりは2週間に1回程度で良いので、水やりの時間が頻繁に取れないオフィスに置くにはピッタリです。


どんなに素敵なグリーンでも水やりを怠って枯らしてしまえば処分などに困ります。オフィスに適した品種を選びましょう。

2:成長スピードが遅い品種

成長スピードが遅い品種の代表はソテツです。沖縄など暖かい地域で自生するソテツは5m程まで大きくなりますが成長スピードがかなり遅いので、小さいものを大きく育てるよりもオフィスに置く場合は丁度よい大きさのものを求めると良いでしょう。


寒さに弱いのがもう一つの特徴です。冬は幹に藁を巻くなど防寒対策をしてあげる手間がありますが、厚く光沢のある葉が特徴のソテツは人気のグリーンとして有名です。

3:葉が大きく落ちにくい品種

おすすめはカポックです。カポックは環境への順応性が高く耐陰性、耐暑性、耐乾性を持っており初心者にはおすすめです。種類が豊富で見た目の好みで選ぶことができます。


葉は特大ではありませんが、大きめの葉で丸みを帯びた可愛らしいグリーンなのでオフィスにはピッタリです。

4:耐影性の品種

アルテシマは緑と白の葉でおしゃれな見た目はインテリア性がありオフィスの緑化にピッタリのグリーンです。アルテシマは耐影性に優れ生命力があるので、日の当たりにくいオフィス内でも上手に管理する事ができます。


薄めで大きめの葉が特徴のパキラも日陰に強いのでおすすめです。パキラは寒さにも強いので年末年始休みなども耐えてくれる可能性はあるでしょう。

5:大きくなりにくい品種

大きくなりにくい品種は数種類ありますが、おすすめはサンスベリアです。縦に伸びるサンスベリアは緑と白の葉の色と細長い葉の形が特徴的で人気の品種となります。


また、丈夫で枯れにくいのも特徴なので初心者にも上手に管理できるでしょう。さらに空気清浄効果もありオフィスにはピッタリです。デスクに飾るのには小さなサボテンやテラリウムもおすすめです。

オフィスに最適な植物を選び緑化を考えてみよう

オフィスの雰囲気にあったグリーンを選ぶことは大切ですが、オフィスの日当たりや乾燥具合など環境も考慮してグリーンを選ぶと一層良いグリーンと出会えるでしょう。


乾燥に強く、手間が掛からない品種が人気ですが、今はレンタル会社がオフィスグリーンをコーディネートし、定期的なメンテナンスなども行ってくれるサービスがあります。


オフィスグリーンの効果は良い事ばかりなのでオフィスの緑化をしてはいかがでしょうか。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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