六本木のオフィス事情

  • エリア別のオフィス事情
  • 2019/12/31

六本木のオフィス事情

六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどを中心としてIT企業の集積地として、またテレビ朝日の本拠地があることでもよく知られている六本木。街中を多くの高級外車が走り、高級飲食店が立ち並ぶ、まさに洗練された街と言っても過言ではありません。また、高級なマンションも多く、街としてのブランド力は日本随一です。

既存の魅力もさることながら、2025年には六本木ヒルズのすぐ近くに高さ200メートルの超高層ビルが竣工するなど、その街としての魅力は留まるところを知りません。

今回はこのように「ビジネス」「娯楽」「住居」と三拍子揃ったラグジュアリーな街・六本木のオフィス事情について解説していきたいと思います。

グローバルビジネスシティ六本木の歴史

六本木は軍隊の街だった?

今のきらびやかな街のイメージとは正反対に、戦前の六本木には政府の軍事関連施設が設置されていました。例えば、現在のミッドタウウン周辺は軍隊の敷地でした。戦後になると日本軍の敷地にアメリカ軍の兵舎が立ち並ぶようになりました。そこに駐留するアメリカ兵を相手にした風のバーやレストランが増えたことで、今の六本木の繁華街の基礎ができました。

グローバルなオフィス街として発展してきた六本木

前述の経緯もあって六本木は国際色豊かな街として発展していきました。再開発事業の大きな柱として2003年には六本木ヒルズが竣工しました。このことがきっかけで六本木はオフィス街として大きな変化を遂げました。代表的な事例としてリーマン・ブラザーズ証券やゴールドマンサックス証券のような有名な外資系企業がオフィスを構えるようになりました。また、ITベンチャーや投資ファンドもいくつも入居しており、「ヒルズ族」と呼ばれるような人たちが現れるほどブランド化していきました。さらにそれを後押しするように2007年には東京ミッドタウンが竣工しました。

IT企業集積地・天下の六本木陥落?激変する六本木オフィス事情

六本木ヒルズには、前述のようにリーマン・ブラザーズ証券やゴールドマン・サックス証券などの外資系金融、GoogleやAppleといった外資系IT企業、楽天やYahoo!のような日本を代表するIT企業も入居していたことからもわかるように、そのブランド力を発揮し、多くのビジネスマンにとって憧れの街の称号を欲しいままにしてきました。

しかし、近年六本木の状況が変わりつつあります。IT企業の六本木離れが本格的に始まるかもしれないのです。数年前には楽天やヤフーが六本木を離れ、二子玉川と紀尾井町に移転しました。また今年2019年にはGoogleが再び渋谷に拠点を移したことが挙げられます。このように巨大なIT企業の「六本木離れ」が近年進んでいます。

その中でもGoogleが六本木から渋谷に移転したことは大きな意味を持つと言われています。その理由としては、この移転が渋谷ビットバレーの再興の契機になるのではないかと考えられているからです。(渋谷ビットバレーについては別記事で詳しく解説しています。そちらも合わせてご覧ください。)

渋谷のオフィス事情

渋谷のオフィス事情について、どのようなオフィスが多いか、どのような業種の企業が集まるのか、などといった視点から、今後の動向までを解説したいと思います。

現在、渋谷は大規模再開発の最中で街としてのブランド力がさらに向上しています。そこに有名な企業が移転するのは自然な流れであり、今後一層その流れが加速することは間違いないでしょう。特にGoogleが移転したともなれば、ITベンチャーやその関連企業は影響を受けて六本木から渋谷に流れていく可能性は高いと思います。 他方では、2027年のリニア開業に伴い品川・田町エリアや日本で最も高いビルの建設が予定されている東京駅周辺エリアの再開発も企業が流出する要因になっていくと予想できます。また、企業単位の活動としては大手町ビルで三菱地所が「FINOLAB」というフィンテック企業向けのコワーキングスペースを運営しています。このような事例がふえると既存の企業分布も大きく変わってくるのかもしれません。 これらの理由で六本木の空洞化が危惧されているわけです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。これからも六本木はその強いブランド力で多くの人の憧れの的として君臨し続けることになるでしょう。再開発計画を通じてどのように変化をしていくのか今後も目が離せませんね。


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渋谷のオフィス事情について、どのようなオフィスが多いか、どのような業種の企業が集まるのか、などといった視点から、今後の動向までを解説したいと思います。

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