晴海・勝どきのオフィス事情【最新】歴史とこれからの動向

田中 陸(Riku Tanaka)

目次

  1. 勝どきの歴史と発展
  2. 東京オリンピックにかかわりのある「晴海」
  3. 勝どき・晴海エリアのオフィスビルといえば「晴海トリトン」
  4. 終わりに

勝どき、晴海は東京都中央区の南東側に位置するエリアです。このエリアは月島と共に明治初期に進められた埋め立て事業によって誕生しました。このエリアはもともと貨物船用の倉庫が多かった街ですが、今では多くのタワーマンションが建ち並び、人口も増加傾向にあります。実はこのエリアは住宅エリアとしてだけでなく、ビジネス街としての側面も持ち合わせています。湾岸を代表する住宅エリアである勝どき・晴海は一体どんな街なのかについて今回は解説していきます。

勝どきの歴史と発展


晴海 ビル外観

マサコ アーントによるPixabayからの画像

勝どきという名前にはあまり馴染みがない人も多いかと思います。このエリアは、高層マンションが多く建ち並ぶほか、スーパーや店舗も充実しています。勝どきは銀座まで約2km、東京駅までも約3kmと好立地で、都営大江戸線を使えば新宿、六本木、汐留にも1本で行くことができるなど好アクセスです。そんな勝どきは1940年に隅田川を渡る「勝鬨(どき)橋」が完成するまでは、築地(銀座方面)と勝どきの間は渡し舟でつながっていました。この勝鬨橋は、当時隅田川を航行する船舶が多かったため、橋が中央から左右に分かれて開く、双葉跳開橋となっており、世界的に見ても可動橋としては非常に大規模な橋でした。時代の流れと共に、航行の量の減少し、道路の交通量が増加したことから1970年11月29日を最後に跳開は終了しましたが、夜間のライトアップが行われたり、国の重要文化財に指定されたりと地域のシンボルとして現在も親しまれています。そして2000年には勝どき駅が開業し、それまで工場や倉庫ばかりだった勝どきエリアは、徐々に高層住宅への建て替えが進むようになりました。それに伴い、人口も増え、オフィスビルや商業施設も建ち並ぶようになり、2019年には勝どき駅の拡張工事も完了しました。エリア内の再開発や道路整備により、さらに便利になるであろう勝どきは、ウォーターフロントの住宅地として現在注目を集めています。

東京オリンピックにかかわりのある「晴海」

晴海は1937年に「いつも晴れた海に望みたい」との希望を込めて名付けられました。戦後更地だった晴海エリアは、1950年頃に貨物輸送用の臨海鉄道を持つ埋め立て地として利用されるようになり、貨物輸送からコンテナ輸送に代わる中で徐々に見本市場の催し会場の場所へと変わっていきました。今は発展を遂げてタワーマンションやビルが立ち並ぶ街となっています。そんな晴海は2020年の東京オリンピックと大きく関わりがあるエリアと言えます。というのも、今大会の選手村は晴海に設置されるのです。選手が競技に向けて集中力を高めることができ、かつ便利・安全に楽しんで生活できることが求められる選手村に抜擢されたことからも、晴海の快適さがわかるでしょう。実現はしませんでしたが、2016年の東京オリンピック構想では晴海5丁目にメインスタジアムとなる「東京オリンピックスタジアム」の建設も予定されていました。また、晴海トリトンのY棟は以前、住友商事がテナントになっていましたが、住友商事は2018年9月に完成した大手町プレイスへ移転し、そこに東京オリンピックに向けて大会の組織委員会が入居しています。しかし、オリンピック開催が1年延期したことに伴い、当初の大会終了の時期2020年9月に一部賃貸契約が終了することで、大会組織委員会は晴海トリトンを一部利用できなくなる可能性がありましたが、8割程度は2021年の夏の大会まで利用できるようになったということも話題になりました。新型コロナウイルスの影響で、東京オリンピックの開催について様々な見解が飛び交い、注目を集めていますが、大会の規模縮小や中止などによる選手村の余剰部分の利用や大会委員会のオフィス事情などからも目が離せません。

勝どき・晴海エリアのオフィスビルといえば「晴海トリトン」

晴海 運河沿い 外観


晴海アイランドトリトンスクエア、通称晴海トリトンは、都営大江戸線「勝どき駅」から徒歩4分にあるオフィスビル・商業施設・住居の複合施設です。トリトンと聞くと何を思い浮かべますか?ギリシア神話の海の神であるトリトンを思い浮かべた方もいるでしょう。晴海トリトンも実はギリシア神話のトリトンに由来しているといいます。海に囲われたエリアである晴海と海の神を掛け合わせたのです。また、トリ(Tri)=3ということも名前の由来の1つです。食・遊・住の3つの機能という「3」や、X棟・Y棟・Z棟の3棟の超高層オフィスタワーからなるという「3」など、晴海トリトンは3をキーナンバーとしているのです。ちなみに、3棟に比べれば少し小さめのW棟もあり、合わせて4棟あることからスクエア(四角の意味で)と名付けられました。勝どき・晴海エリアは、晴海トリトンを中心に様々なオフィスビルがあり、ビジネス街としての顔も持ち合わせています。

終わりに

今回は住宅エリアとしてだけでなく、ビジネス街としての側面も持ち合わせる勝どき・晴海エリアを紹介しました。晴海トリトンなどの大型のオフィスビルを中心に、中規模のオフィスニーズにも対応可能なこのエリアでオフィスを探してみてはいかがでしょうか。 その他の詳細なビル記事もぜひご覧ください。


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監修

執筆者
田中 陸(Riku Tanaka)
経歴
東京大学経済学部卒業後、住友不動産入社。オフィスビルのアセットマネジメントを担当し、海外事業部にて世界主要都市の市場調査や投資検討に従事。 estieでは、セールスマネージャーとして営業や事業開発を手がける。 ベンチャー感を出すため、ヒゲと伊達眼鏡をトレードマークにしている。
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