
【プロフィール】小林 純(こばやし じゅん)
青山学院大学卒業後、2022年4月に新卒でSansan株式会社に入社。中部支店にて東海・北陸エリア SMB領域の新規営業を担当。その後本社でエンタープライズ営業部に異動。大手企業向けの新規・既存営業に従事。
2025年8月よりestieに参画。アカウントエグゼクティブを務める。
今までのキャリア
新卒入社当時の Sansan は、名刺管理サービスを軸に事業としてはすでに一定の成長を遂げていながら、組織としてはまだ拡大の途上にあるフェーズでした。
仕組みは整っている一方で、「これが正解だ」と言い切れる型はまだ固まりきっていない。そんな独特のスピード感と余白が共存する会社だったと記憶しています。
就職活動では、若いうちから顧客に深く向き合い、自分の頭で考えながら価値をつくれる環境かどうかを軸に企業を見ていました。完成された仕組みに乗るのではなく、試行錯誤の渦中に身を置きたい。
そう考えていた自分にとって、Sansan は自然と目に留まる存在でした。
プロダクトの力を信じながらも、営業が介在することで初めて価値が届く世界観。その両方を本気で大切にしている点に惹かれ、「ここなら本質的な営業力が身につく」と感じ、入社を決めました。
新卒内定者時代には、1年間ほどインサイドセールスとしてインターンにも参加していました。
電話やメールを通じて企業の状況や課題を探り、次の商談につなげていく日々。限られた情報の中で仮説を立て、反応を見ながら問いの立て方や伝え方を少しずつ調整していく。そんな試行錯誤を繰り返していました。
そして入社後、最初の配属は中部支店でした。ミッションは、地方マーケットの新規開拓。東京とは商習慣も意思決定の流れも違い、「これが正しい」という形がなかなか見えない環境でした。
だからこそ、ターゲット選定から仮説を丁寧に積み上げ、1社ごとに必要な情報を集めながら、提案内容を個別化することに力を入れていました。正解のない状況で、毎日お客様に会い続けて、泥臭く改善して…という積み重ねの連続でした。
最初は思うように成果が出ない時期もありましたが、少しずつ自分のやり方が磨かれていき、気づけば営業部でも上位の成果を安定して残せるようになっていました。
その後、本社でエンタープライズ営業を担当しました。
日本を代表するような大手企業に向き合いながら、既存深耕(既存顧客への営業)と新規開拓を並走する日々。複雑な組織構造や稟議プロセスを理解したうえでアカウントプランを描き、経営層・現場部門・情シスなど多様なステークホルダーとの関係構築が求められる環境でした。
短期で結論が出る話ばかりではありませんが、長期的に伴走しながら個社の課題に向き合う経験は、自分の視野を広げてくれたと思っています。
地方でのマーケット開拓と、大企業に向けた長期戦略。この両方の経験を通じて、ようやく自分の「ビジネスパーソンとしての基礎体力」ができた感覚がありました。
転機となぜestieを選んだか
経験を重ねるなかで、次に挑みたい方向が少しずつ見えるようになりました。
それは、「事業というものに、もっと当事者として関わりたい」という気持ちでした。
価値を届ける過程で、お客様がどんな状況に置かれ、どんな課題を抱え、どのような形で価値が届くと本当に役に立つのか。
こうしたことを考える機会が増えるほど、その価値自体がどのようにつくられ、どんなプロセスを経て磨かれていくのかに自然と関心が向くようになりました。
届ける側としてだけでなく、価値の”届け方”を含めて事業そのものと向き合うことにも挑戦してみたい。そんな気持ちが少しずつ強くなっていきました。
同時に、もうひとつ大事な軸が明確になっていきました。
「もっと深く、一つの産業に入り込んで向き合いたい。」
お客様と接する中で、個社の課題だけでなく、その背景にある産業固有の構造や慣習、長い時間軸で培われてきた前提にも触れる機会が増えました。
点ではなく“産業そのもの”に腰を据えて理解を深めながら、そこで価値を届ける仕事にもおもしろさを感じるようになりました。
この「事業に当事者として関わること」「産業に深く入り込んで価値を届けること」という2つの軸が重なり、次に挑みたい方向が自然と形作られていきました。
そんなタイミングで、転職エージェントを通じて出会ったのが estie でした。
名前は聞いたことがある程度で、具体的なイメージは正直そこまで持っていませんでしたが、話を聞くほど自分の軸と重なる部分が増えていきました。
決め手は、大きく2つありました。
ひとつは、「商業用不動産という大きな産業に深く入り込んで価値提供に挑めること。」
日々の意思決定や活動の一つひとつが、産業の中で意味を持って積み重なっていく。そんな環境に魅力を感じました。
もうひとつは、「事業に当事者として入り込める環境があること。」
営業だから、開発だからなどと役割が分断されるのではなく、価値をどうつくり届けるかという議論が自然と同じテーブルで行われている。その距離感が、自分が大切にしていた軸と驚くほどフィットしていました。
そして何より、社員の方々との対話で感じた、静かでまっすぐな熱量。この estie 特有の空気に触れたとき、すっと腹の底で納得感が生まれました。
自分の軸をそのまま持ち込んで、本気で挑戦できる場所。そう感じたのが、estie を選んだ理由です。
これから何をしていくか、何をしているか
estieでの仕事を通じて、自分がどんな貢献をしていきたいのかが少しずつ具体的になってきました。
今はアカウントエグゼクティブとしてお客様に向き合いながら、estieの価値をしっかり届けていくことが中心の役割です。
それと同時に、お客様との対話の中から見えてくる示唆を事業に還元し、価値の届け方そのものを磨いていくことにも力を入れていきたいと考えています。
商業用不動産という大きな産業に向き合う以上、まだまだ解像度の高め方や提供できる価値に伸びしろがあります。
お客様の抱える前提や文脈をより深く理解しながら、estieだからこそできるアプローチを一つひとつ積み上げていくことが、自分にできる貢献のひとつだと思っています。
そして、その積み重ねがいつか事業全体の前進にもつながっていくように、日々の仕事を丁寧にやっていきたい。 大きなことを一気に成し遂げるというより、関わる相手や場面にしっかり向き合うことで、自分の役割を少しずつ広げていきます。
最後に
estieは、決まった正解に沿って動くというより、日々の気づきを積み重ねながら、より良い形を探していくような環境だと思います。
こうした、事業や産業に対し、まっすぐ向き合える環境に少しでも興味を持っていただけたなら、一度気軽にお話しできると嬉しいです。