estieの全社定例に密着!

estieのデザイナーの荒井(@rakenarai)です。8/1から始まったestie社員による平日連続ブログ企画の2週目突入!

6本目の担当の私はデザイナーらしくデザイン系の記事を書くと見せかけて、「estieの全社定例」について書きます!このブログからestie内部の雰囲気がうまく伝われば嬉しいです。

それでは早速estieの全社定例を覗いていきましょう!

estieの全社定例とは

皆さんの会社は全社員があつまる会(いわゆる全社定例?)を行っていますか?遡ってみると、estieはメンバーが10人に満たない頃から全社定例を行ってきました。懐かしみながら昔の全社定例の議事録を読んでみると、採用状況やプロダクト開発進捗の話が多かったです。少人数だったこともあり、かなりインタラクティブで自由に進行されていた雰囲気を感じます。

一方、現在は社員が50名を超え、全社定例の参加者が昔よりも格段に増えています。参加する社員全員が有意義に感じる時間とするべく、以前よりも入念な準備とスムーズな当日の進行が求められます。

こういった背景から、有志による全社定例のアップデートがあり、現在は全社定例の運営が型化されました。ただ、型化されたと言ってもestieらしさも盛り込まれた特徴的な良い時間だと思っているので、私が感じているestieの全社定例の特徴を紹介していきます。

ちなみに、estieの全社定例は以下のように行われています。

  • 月1回、取締役会の翌日に開催
  • 毎回異なる人(複数人)が運営を担当
  • 主要アジェンダは取締役パート・担当者プレゼンツのコンテンツ・Values Awardの3本

特徴1:毎月異なる運営担当者によるコンテンツ設計

特徴の1つに、「毎月異なる担当者がそれぞれの視点でその瞬間に最適だと考えるコンテンツを設計すること」があります。 数十名が参加する1時間弱の最適な使い方を考える準備コストは高めですが、強制的に視座を上げて考える機会になっていて良い仕組みだと思っています。

担当者によって着目するポイントが異なる点も面白いです。例えば、今年の全社定例で実施されたコンテンツは以下の通りで、資金調達関連のタイムリーな話題から受注案件と失注案件の振り返りといった超重要イシューまで、様々なコンテンツが扱われてきました。

2022年1月 社内限だからこそ赤裸々に資金調達の裏側を話そう
2022年2月 有識者による不動産業界を賑わすニュース(売買事例など)や導入企業のIR・中期経営計画の解説
2022年3月 各部門分かれて「ありたい姿」を定義する
2022年4月 新規の投資家Global Brainの梶井さんをお呼びした質問会
2022年5月 受注案件・失注案件の振り返り
2022年6月 普段担当していないプロダクトを営業してみよう
2022年7月 しくじり先生 俺みたいになるな!

資金調達の対応をしたコーポレート平島さんによる裏話

7月はestieのデザイナー4名で考えたコンテンツ「しくじり先生 俺みたいになるな!」でした。有名番組のコンセプトを拝借した一見ふざけた内容に見えるかもしれませんが、デザイナーで議論し、意義があると考えたものです。こちらの詳細は最後に触れようと思います。

特徴2:徹底した事前共有・事前議論

estieの全社定例では、全員が事前に取締役会用に収録された動画と取締役会当日の議事録に目を通すことが必須となっています。

これが可能なのは、取締役会の運営とも関係しています。estieでは、取締役会で情報共有に使う時間を減らし、その分を深い議論に充てるため、事前にプロダクトの状況や採用進捗が説明された動画をVCや監査役等に展開します。(ちなみにこの取り組みは好評らしいので、試したことない会社はぜひお試しください!)

社員もこの動画の内容と取締役会当日の議事録を把握した状態で全社定例に参加するため、当日は目線が揃った双方向な議論ができていると感じます。

さらに最近は、事前の議論もslackで行われるようになっており、ますます全社定例の密度が高まっています!

特徴3:高い透明性

2つ目とかなり関連深い特徴なのですが、全社定例に際して

  • 取締役会用の動画と議事録の事前確認
  • 取締役会の振り返りや議論が盛り上がったトピックの深掘り

が行われるため、会社の方向性や現状がはっきり分かります。以前は取締役会をzoomで中継していたくらいで、この方面には一貫した強い意志を感じます笑

動画・議事録ともにアーカイブとして残っているので、これらの情報がいつでも見られる状態というのはとても良いと思っています。新入社員がザッと過去の経緯を確認するのにも役立つかもしれませんね!

7月の全社定例コンテンツ「しくじり先生 俺みたいになるな!」

先月の全社定例運営担当は「デザイナー」が指名され、在籍する4名で準備を進めました。4人でコンテンツを考えていた際に話に上がったトピックは「情報共有」でした。

50名組織となったestieはCorporate・Operation(estieではいわゆるビジネス職をこう呼んでいます)・Developmentの3部門に分け、プロダクト開発はPdM・Software Engineer・QA Engineer・Designerが最少人数所属する「ユニット」に分かれて進めています。ユニットはSpotifyモデルで言うSquad的な存在です(色々良し悪しの議論はありますがその点は割愛します)。

https://blog.crisp.se/wp-content/uploads/2012/11/SpotifyScaling.pdf

当初の課題意識としては職種間・ユニット間の情報共有だったのですが、議論を重ねるにつれて、然るべき権限移譲が行われ、各領域のプロフェッショナルが責任もって仕事を進めている状況で、他の領域が見えてないから共有しよう!という動きを強める必要はないと、考えが変わりました。

頻繁に「お互いのことちゃんと把握しようよ」と働きかけても「お互い背中を預けて自分の領域に集中することでスピードを出す」というコンセプトと矛盾しますし、そもそも目まぐるしく各領域の状況が変化する中でこまめに情報共有するメリットも少ないです。

数ヶ月前にもこの手のワークショップを開催していたこともあり、全社定例のコンテンツは「職種やユニットの軸以外で共有できていない情報がないか」という観点で議論しました。 その過程で昔の失敗がうまく共有されず、同じ失敗を繰り返してしまう可能性があると気がつき、情報共有できていない軸として「ユニット」の他に「時間」の軸があるのではないかと話しました。

そういった議論から、これまでのプロダクト開発・組織運営・セールスなど、様々な観点での過去の失敗を各担当者が話す「しくじり先生 俺みたいになるな!」のコンテンツが設定されました。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ではないですが、しっかりと過去の失敗を伝え、同じ失敗を繰り返さないようにすることはとても重要ですよね!

estieのメンバーのノリの良さなのかクラフトマンシップの表れなのかは分かりませんが、予想を上回るクオリティで各しくじり先生による資料の準備が行われて当日を迎えました。 当日使用されたスライドの一部を紹介します。しっかりしくじり先生らしいフリとオチが効いています笑

アンケートでもポジティブな意見もいただけて良かったです。

一方で、準備負荷の偏りや在籍期間が長いために過去の経緯を知っているメンバーにとっては学びが少ない等のフィードバックもあったので、そう言った事項は次回の担当者への申し送りとしてまとめ、共有しています。

最後に

今回はestieの全社定例の様子を記事にしてみました!社内の様子が少しでも伝わると嬉しいです。 ちょっっとでも興味を持ったり、気になることがあった方はぜひご連絡ください。Twitter(@rakenarai)でもカジュアル面談でもなんでも大歓迎です!

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明日は取締役の束原のブログです!乞うご期待!

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