丸の内再開発の始まりの地「丸の内ビルディング」

  • エリア別のオフィス事情
  • 2020/01/16

超高層ビルに入居する大企業や新進気鋭のスタートアップ、仲通りに立ち並ぶ高級ブティックの数々。

東京駅と皇居の中間に位置する丸の内は、まさに日本経済の中心地と言っても良いでしょう。

先日のコラムでご紹介した通り、丸の内は日本のオフィスシーンを常にリードする存在でした。

丸の内のオフィス事情

日本を代表する企業が数多く名を連ねる名実ともに日本一のオフィス街である丸の内。今回はそんな丸の内エリアに迫っていきたいと思います。

クライアント企業が多く、何より信頼される住所としての丸の内にオフィスを移転したい企業は今も昔も多くありますね。今日はそんな丸の内の現在を形作るきっかけとなったフラッグシップオフィス「丸の内ビルディング(丸ビル)」をご紹介します!

丸の内ビルディングの基本情報

東京駅JR中央改札を出ると、広間の先には真正面の皇居に向けた行幸通りが広がり、左右にそびえる一際高いオフィスビルが目を引きます。左手に位置する石張りのビルこそが、丸の内再開発の端緒となった「丸の内ビルディング(丸ビル)」です。

商業施設1階のマルキューブでは、年を通してイベントが開催され、多くの人で賑わう東京駅の観光スポットになっています。そんな丸の内ビルディング(丸ビル)には世界を代表する多くの企業が入居していることをご存知でしょうか。

今回はそんな知られざる丸の内ビルディング(丸ビル)のオフィス事情に迫ってみたいと思います!

基本情報

名称:丸の内ビルディング(丸ビル)

住所:東京都千代田区丸の内2-4-1

竣工:2002年8月20日

開業:2002年9月6日

高さ:約179.2m

階数:地上37建、地下4階

敷地面積:10,029.45㎡(3,033.90坪)

延床面積:159,907.74㎡(48,372.09坪)

事業者:三菱地所

丸の内第一次再開発

丸の内のたそがれ

丸の内ビルディング(丸ビル)が開発されるより前、1990年代の丸の内は今の姿とは全く異なり、平日のアフター5や休日には人がいなくなってしまうような典型的なオフィス街でした。

新聞

出典:https://www.mlit.go.jp/common/000026900.pdf

旧丸の内ビルディング(丸ビル)は、「丸ノ内ビルヂング」という名称で1923年2月に竣工します。同年9月に起きた関東大震災にも負けず、日本を代表するオフィス街として戦前戦後、高度経済成長期の日本経済を支え続けました。

しかし、1990年代に入ると、商業施設もなく平日も15時を過ぎると銀行店舗が閉まってシャッター街となり、オフィスの営業時間が終わると人っ子ひとりいなくなる古いオフィス街としてのイメージが定着してしまいます。

「丸の内のたそがれ」と揶揄されたその姿は、その後の「丸の内ビルディング(丸ビル)」の再開発をきっかけに大きな変貌を遂げることになります。

1995年に三菱地所は丸ノ内ビルヂングの再開発を発表します。世紀末の1999年に着工し、21世紀に入った2002年に新生「丸の内ビルディング(丸ビル)」が誕生しました。グランドオープン時のキャッチフレーズは「日曜日なのに、東京駅に降りていた。」というものだったらしいです。

今ではすっかり当たり前の話ですよね。

丸の内ビルディングのオフィススペース

それでは、気になるオフィス事情に迫ってみましょう!

丸の内ビルディング(丸ビル)は約100社の企業が入居しているマンモスオフィスです。今回はその中でもいくつかの企業をご紹介することで、オフィスのイメージを掴んでいただきたいと思います。

プロフェッショナルファーム

飯塚・清水法律事務所、岩田合同法律事務所、加藤・西田・長谷川法律事務所、丸の内中央法律事務所、デトロイトトーマツコンサルティング他

金融/ファンド

ドイツ連邦銀行、オーストラリア・ニュージーランド銀行、ARKアセットマネジメント、AMPキャピタル・インベスターズ、ファーストブラザーズ 他

メディア

ブルームバーグL.P、熊本日日新聞社 他

大学

名古屋商科大学大学院 他

IT/スタートアップ

リンクトイン・ジャパン、スプランクサービスジャパン、トレジャーデータ、Box Japan 他

東京駅前の一等地「丸の内」でプレミアオフィスを提供

丸の内ビルディング(丸ビル)の入居企業を眺めると、目立つのは法律事務所や税理士事務所といったプロフェッショナルファーム、または金融系の企業です。その中でも目を引くのが近年増えつつある業種が、誰もが知るビジネスSNSの「リンクトイン」、ソフトバンクグループの英ARMが買収した「トレジャーデータ」、クラウド時代を代表するユニコーン企業である「Box」と言ったグローバルなIT企業です。

丸の内ビルディング(丸ビル)の何が彼らを惹きつけているのでしょうか?その答えが、三菱地所が提供する丸の内ビルディング(丸ビル)34階のTHE PREMIER FLOOR(プレミアフロア)です。

プレミアムフロア

出典:https://office.mec.co.jp/small_office/the-premier-floor.html 小さな区画に分けて提供する極上のオフィス空間には、コンシェルジュ・ラウンジ・会議室・セキュリティと言った最高峰のオフィスサービスを備えています。

オフィス移転に当たり、自社で受付を設けて内装工事を行い、ネットワークやセキュリティを確保するのには手間もお金もかかる場合が多いですよね。丸の内ビルディング(丸ビル)のプレミアフロアはそういった企業の悩みを一挙に解決してくれる特別なサービスを提供しています。

丸の内の100尺ライン

100尺

出典:http://marunouchi.mec.co.jp/jp/photo/

ちなみに、東京駅から丸の内を眺めると、商業施設とオフィススペースの間にはくっきりと境目があることが分かります。

この商業施設部分を基段部と呼ばれて、約31メートルに統一されています。

明治時代から開発が進められた丸の内は全てのビルがロンドンの100フィート制限に倣い、百尺規制と呼ばれる高さ制限を受けて統一的な景観を保っていたそうです。

今でもその面影を残すビルの外観にも、ぜひ注目してみてくださいね。

おわりに

いかがだったでしょうか。

丸の内ビルディング(丸ビル)の名前は知っているけど、オフィスにはどんな企業が入居しているのか分からなかったという方も多いのではないでしょうか。

日本のオフィス街の一等地、東京駅と皇居の間に広がる丸の内・大手町・有楽町エリアは、estieでのオフィス探しでも大変人気の高いエリアです。

商業オフィス一体型の丸の内、国際金融センターの大手町、これから再開発が期待される有楽町と、大注目のエリアですので、これからも情報をお届けしたいと思います! 他のエリアに興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

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