確認しておきたいA工事、B工事、C工事

  • オフィス移転お役立ち
  • 2019/11/12

オフィスの内装工事を進めようとする際にA工事、B工事、C工事という言葉が出てきますが、ご存知でしょうか?オフィスを移転したことのある方や不動産関係者以外にはなじみが薄いのではないでしょうか。 今回のコラムではA工事、B工事、C工事について説明していきます。

A工事、B工事、C工事ってなに?

内装工事を行う際に誰が工事費用を負担し、工事業者の選定を行うかがA工事、B工事、C工事という言葉で分けられています。 オフィスの内装工事やショッピングセンター・共同店舗等にテナントとして出店するときに出てくる言葉です。 工事区分の違いによって費用が大きく変わってきます。工事区分はビルによって異なってくるので、必ず事前にオーナーに確認しましょう。区分が明確になっていないとトラブルのもとになってしまいます。

A工事について

A工事とはビル本体の工事で、オーナーが発注して工事費を負担しオーナー指定の業者が施工する工事を指します。所有権もオーナーにあります。 例:エレベーターや階段や共用通路、共用のトイレ、外壁や屋上の防水、壁のシミの補修など

ポイント A工事はテナントで入居する場合にはあまり関係することはありません

B工事について

B工事では入居者が発注して工事費を負担し、オーナー指定の業者が施工する工事を行います。 また費用負担は入居者ですが、所有権は原則的に大部分がオーナーにありますが、その性質によって異なるのでしっかり確認しましょう。 例:分電盤、給排水工事、防水工事、厨房給排気工事・防災・空調設備等のA工事の追加変更工事

ポイント B工事は自分では業者を選ぶことができないので、コスト管理が難しいです。 A工事ではオーナーが発注し、費用負担、C工事は入居者が発注し費用負担をするので、思い通りに工事を行うことが可能ですが、B工事ではオーナーの指定業者を選択し工事費用を負担することになるので、同じ工事を行っていても金額が全く違うということになる可能性があります。 合い見積もりを取ることも難しく価格交渉をすることが難しいので、想定以上の金額が提示される可能性があります。

C工事について

C工事では入居者が発注して工事費を負担し、入居者が指定する業者がビルオーナーの承認を得て施工する工事のことです。所有権は入居者にあります。 例:店舗内内装工事、什器備品、照明器具、電話工事等

ポイント 自分で業者を選択できるので、費用を抑えたりこだわりの業者を選んだりすることができます

確認に注意が必要なのはB工事

もうお分かりだと思いますが、A工事、B工事、C工事のなかで1番トラブルが多いのがこのB工事です。 例えば、オフィス移転日まで時間があまりなかったり、オープン日が決まっていたり時間に余裕がない際に、B工事の見積もりを待たずに契約を行ってしまった場合、当初の予算の倍の見積もりが提出されることもあります。 この場合、契約前であれば交渉をし、金額に合意できなければ見送ることもできますが、既に契約を行っているので解約することはとても難しいです。

このようなトラブルにならないようB工事となっている区分がある場合には事前に見積もりを取得することをお勧めします。

最後に

A工事、B工事、C工事についてお分かりいただけましたか? 普段生活していると聞きなじみのない言葉ですが、スムーズでトラブルのないオフィス移転をするためにしっかりと区別を覚えておきたいですね。 オーナーや現場監督など、多くの人間が関与するオフィス移転ですが、認識のすり合わせを行い素敵なオフィス移転を目指しましょう。 これからも、オフィス移転についての皆様の悩みどころについて解説していきたいと思います。

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